...たまたま学事に篤志のものあれば...
井上円了 「おばけの正体」
...私はその夜伊那町で彼地の篤學高津才次郎先生に會し...
今井邦子 「伊那紀行」
...人に聞いた話ではあるが武者小路實篤は...
小穴隆一 「二つの繪」
...母の危篤(きとく)に駈けつけるときには...
太宰治 「八十八夜」
...めづらしい篤志の方もあるものだと思つてゐた...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...そして例の懇篤さで...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今まで見ていた通りの篤実なおやじで...
中里介山 「大菩薩峠」
...お銀様が篤(とく)とそれを見直すと...
中里介山 「大菩薩峠」
...篤(とく)と闇を透して見れば...
中里介山 「大菩薩峠」
...できるだけ簡略な言葉で父の病気の危篤(きとく)に陥りつつある旨(むね)も付け加えたが...
夏目漱石 「こころ」
...学者の篤志なるものを撰び...
福沢諭吉 「学問の独立」
...それは広津和郎と志賀直哉と武者小路実篤である...
三好十郎 「恐怖の季節」
...――正篤は悠二郎に...
山本周五郎 「桑の木物語」
...そうして医者の進言もあり正篤の望みで...
山本周五郎 「桑の木物語」
...今時これらを見て回る篤志家もあるまい...
山本笑月 「明治世相百話」
...懇篤(こんとく)な返書とともに極めて綿密な一計をさずけて来た...
吉川英治 「三国志」
...すぐそのひとの危篤(きとく)か死去に聯想したのであったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...懇篤(こんとく)に引き渡した...
吉川英治 「夕顔の門」
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