...果して恐るべき殺人魔「蠅男」なのであろうか?検事を信ずることの篤(あつ)い帆村探偵は...
海野十三 「蠅男」
...篤(とく)とお考えなさって...
コナン・ドイル 三上於莵吉訳 「自転車嬢の危難」
...みな篤学・熱心の徒であり...
戸坂潤 「〔付〕唯物論研究に就て(戸坂潤手記)」
...赤十字病院に入ると間もなく危篤(きとく)に陥った...
永井荷風 「ひかげの花」
...その随行としては杉浦愛蔵、保科(ほしな)俊太郎、渋沢篤太夫、高松凌雲、箕作(みづくり)貞一郎、山内元三郎らをはじめ、水戸、会津、唐津等から、それぞれの人材が出かけることになりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...当の女の足もとを篤(とく)と透(す)かして見ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...「篤(とく)と御配慮を願ひます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...懇篤(こんとく)重厚なるジェルメエヌ後家の述懐...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...篤と吟味す可き所のものなり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...小幡篤次郎(おばたとくじろう)兄弟を始め同藩子弟七...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...友達のつてで別の病院に入院したが危篤の状態が一ヵ月以上も続いた...
「小祝の一家」
...その世話をする人は主(おも)に小幡篤次郎(おばたとくじろう)であった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...中山両卿へ内申に及び候処忠至参殿の上篤(とく)と御様子見上げ参るべき様にとの御内(おんうち)沙汰(ざた)を蒙(かうむ)り...
森鴎外 「津下四郎左衛門」
...九正篤はまっすぐに病間へとおり...
山本周五郎 「桑の木物語」
...ただもう恐れ入った篤実そのもののような態度で...
夢野久作 「S岬西洋婦人絞殺事件」
...ひとつ、彼に会って、篤(とく)と、話しこんでみい」秀吉はさっそく使いを立てた...
吉川英治 「新書太閤記」
...老人は篤(とく)と見て...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...綱条から篤(とく)と...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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