...この街には素晴らしい築港があります...
...築港から船で島に向かいました...
...築港の整備には多額の費用がかかります...
...築港には大型船も入ることができます...
...築港周辺にはレストランやホテルがたくさんあります...
...築港にも非常な便利です」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...築港(ちっこう)のほうへと...
壺井栄 「二十四の瞳」
...道路・橋梁・堤防・築港など)...
戸坂潤 「科学論」
...まず品川の入海(いりうみ)を眺めんにここは目下なお築港の大工事中であれば...
永井荷風 「日和下駄」
...まづ品川の入海(いりうみ)を眺めんにここは目下猶(なほ)築港の大工事中であれば...
永井荷風 「水 附渡船」
...試みにモートル・ボートで、毛馬の閘門から、安治川へ下り、天保山、築港をみて、木津川口から遡つて、土佐堀邊まで來ると、その概況を知ることは可能である...
長岡半太郎 「大阪といふところ」
...ストラトの塔と呼ばれる海角に大規模の築港をしたり...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...芝浦の築港には鴎(かもめ)のように白い水兵達が群れていた...
林芙美子 「新版 放浪記」
...もう酔ひのまはつた二三人の代議士とか云ふ男達が正座で築港の問題について声高く論じあつてをりました...
林芙美子 「小さい花」
...築港工事の怠業を煽動し...
久生十蘭 「地底獣国」
...明治初年頃には二百戸に満たない一漁村であったこの市は、鉄道の開通、築港の完成、石炭の採掘(さいくつ)積出(つみだ)し、等によって急速に進展したのであるが、この唐人川の下流に砂金の宣伝によって出現した部落は、この発展の中心から全く置き忘れられたように、昔のままの姿であった...
火野葦平 「糞尿譚」
...海と云えば大阪の築港より知らぬ閑枝に取っては...
山本禾太郎 「仙人掌の花」
...大洋に向(むか)つて石垣の一横線(わうせん)を築いた新港(しんみなと)の規模の偉大な事はコロムボの築港などの及ぶ所で無いと想はれる...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...そしてこの陸の築港も完成に近づきつつある一面...
吉川英治 「新書太閤記」
...(二六・九・二)*清盛の夢はようやく、経ヶ島の築港、厳島(いつくしま)の造営、日宋貿易の誘致など、夢ならぬ現実を見て――承安三年、入道相国の五十六歳には――月ノ御所、西八条など、平家一門が軒をならべる所――花らんまん、まさに史にいうところの平家全盛時代は今と見えました...
吉川英治 「随筆 新平家」
...築港という至難な事業をあえて興して...
吉川英治 「随筆 新平家」
...清盛が経営した大輪田(おおわだ)ノ泊(とまり)の築港にまで馳せて...
吉川英治 「随筆 新平家」
...おそらく、その遺風は、清盛がここに雪ノ御所をおき、築港を築き、宋船の入朝を奨励したころもつづいていたのではあるまいか...
吉川英治 「随筆 新平家」
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