...築山の底には石籠を設置し、土砂崩れを防いだ...
...しかし築山や池や四阿(あづまや)は...
芥川龍之介 「庭」
...三男は蕗(ふき)の多い築山の陰に...
芥川龍之介 「庭」
...築山(つきやま)のうしろや...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...庭の築山の向こうから...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...築山や植込の模様から配石の工合まで...
豊島与志雄 「古井戸」
...池や泉水や築山(つきやま)があるのが見えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...築山(つきやま)の陰から向うを見渡して障子が立て切って物静かであるなと見極めがつくと...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...その築山(つきやま)の上に立つと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...外(は)づしては濟(す)まねども人(ひと)しらぬうちにと庭(には)へ出(い)でゝ池(いけ)の石橋(いしばし)を渡(わた)つて築山(つきやま)の背後(うしろ)の...
樋口一葉 「われから」
...舎の前には一つづつ小さな築山が造られ...
北條民雄 「癩院記録」
...築山の方から眺めるとこの建物は潰れかゝつた塚のやうに小さく見えるのだが...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...築山(つきやま)の木立ち...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それは山陽が築山捧盈(つきやまほうえい)に与へた書に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...高さ五十尺に及ぶ築山(つきやま)があり...
山本周五郎 「風流太平記」
...つつじを植込んである築山(つきやま)の細道...
吉川英治 「江戸三国志」
...明け放された塗骨(ぬりぼね)の障子からいながら見える春の善美を花籠に盛ったような奥庭の築山...
吉川英治 「剣難女難」
...築山(つきやま)の亭(ちん)に立ち寄って...
吉川英治 「新書太閤記」
...築山の裏を這って...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??