...手! アノ節くれ立つた...
石川啄木 「菊池君」
...節くれ立った腕をくんで...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...天華堂の節くれ立った大きな太い指には三カラットもありそうな立派なダイヤが光っていたが...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鳩つかひ」
...やがて「有難うございます」と節くれだった手をすり合せて語りだした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...節くれだった裸の枝で意味ありそうに北極星の彼方を指さしていた公孫樹までが...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...俺(おれ)とやろう」と松山さんが節くれだった毛深い腕を出します...
田中英光 「オリンポスの果実」
...そして節くれ立った木の枝が一本淡い影を投じて...
豊島与志雄 「愚かな一日」
...真っ黒な節くれ立って丈夫な鉄の棒が縦横にはまっていて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ゴツゴツと節くれ立ち...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...ナラなどの節くれ立った木が目につき...
本庄陸男 「石狩川」
...松の節くれ多く木材にならぬものはこれを炭となす...
正岡子規 「病牀六尺」
...松の木は節くれだって...
矢田津世子 「凍雲」
...節くれだった短い指が...
山本周五郎 「さぶ」
...手足の関節は木の瘤(こぶ)のように節くれ...
山本周五郎 「留さんとその女」
...体全体がその巨大な努力でぎつちりと固まつて、筋肉が絹の毛皮の下で生きているもののようにのたうち、節くれ立つた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...阿巌のように節くれ立っていなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...牡丹蔓の節くれが髪の毛をひっぱるのだ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
...幹の節くれを伝ってらくに登ることができる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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