...ギフトに箱入のチョコレートを贈った...
...箱入り息子だから、生活費は親が出している...
...ダンボールの箱入りで届いた商品が、破損している場合は交換してもらえますか?...
...箱入り娘として育てられた彼女は、常に品のある振る舞いをする...
...誰でも一度は、箱入り思考から解放されようとする時期があると思います...
...どこそこでは箱入娘が夜叉のような子を産んだ...
魯迅 井上紅梅訳 「風波」
...丁寧に箱入にして蔵(しま)つておいたといふから...
薄田泣菫 「茶話」
...新鮮な空気にあててやらないと箱入娘のように...
辰野隆 「愛書癖」
...ある一つの大きな台に積上げた品物を何かとよく見るとそれがことごとく石鹸の箱入りであった...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...主人が箱入りのコンパスを買って遣(や)るといって彼を騙(だま)したなり何時まで経っても買ってくれなかったのを非常に恨めしく思った事もあった...
夏目漱石 「道草」
...箱入りの人形のように玩器物(おもちゃ)として造りあげようとする一方...
長谷川時雨 「西川小りん」
...贅沢な衣裳(みなり)とどことなく鷹揚なようすを見ても下町の大賈(おおどこ)の箱入娘だということが知れる...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...上等なのは、桐の箱入りで、デコレーションの附いた、スポンジケーキが、ギッシリと詰っていて、その上へ、ザーッと、小さな銀の粒や、小さな苺(いちご)の形をしたキャンディーが掛けてあった...
古川緑波 「甘話休題」
...箱入りの天ぷら、海老に、はぜ、穴子、そして、はしらのかきあげ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私は初号型のゴム印で1から0までそろつて箱入りになつてるやつを二三箱ほどためしに買つて...
宮地嘉六 「老残」
...赤い布をしいてガラス箱入りの人形が飾ってありました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もう一箱入っていたはずだ...
三好十郎 「胎内」
...」「それから金魚餌という箱入の餌がほしいわ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...それから舶来の象牙紙(ぞうげし)と封筒との箱入になっているのを出して...
森鴎外 「鶏」
...くに子のやつはまあ箱入り女房さね...
山本周五郎 「季節のない街」
...箱入り女房ともなればな」「世間ずれがしなさすぎるよ...
山本周五郎 「季節のない街」
...どう見ても大店の奥に育った箱入り娘...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...「その箱入り娘がこんなところで男を待っている」ということに気づいた...
山本周五郎 「五瓣の椿」
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