...手は袂(たもと)の底にある巻煙草の箱を探っていた...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...壺の内には小さな木の箱があり...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そのまま賽銭箱に投げ込んで帰つた...
薄田泣菫 「茶話」
...かれの書斎の硯箱(すずりばこ)のしたに隠されていたものである...
太宰治 「狂言の神」
...「私が勝ちました」崔の紅箱の一つはまず貴婦人の手に渡った...
田中貢太郎 「崔書生」
...(薬箱、トランク、紙挟みを下男に渡す)じゃ、これを頼む...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...そこに見つかったのは真鍮箱がひとつ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「橙の種五粒」
...箱から出たりはいつたりしてゐます...
豊島与志雄 「ふしぎな池」
...本箱の抽出にさわってみると...
豊島与志雄 「夢の図」
...挟箱担(はさみばこかつ)ぎはどこへか用足しに行ってしまい...
中里介山 「大菩薩峠」
...挟箱担(はさみばこかつ)ぎ...
中里介山 「大菩薩峠」
...飴(あめ)は箱(はこ)へ入(い)れて肩(かた)から掛(か)けてある...
長塚節 「土」
...砂利を詰めた千両箱が三つ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ふとテエブルの上の文房具箱に眼をとめました...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...ピカピカした陳列箱が家ごとに並んでいて...
林芙美子 「泣虫小僧」
...東海道をして箱根に掛り...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ガスレンジじゃない、料理用じゃない、小箱もある...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...慈善箱(じぜんばこ)となり...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
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