...口を箝(かん)した...
泉鏡花 「薄紅梅」
...風呂に箝(は)め...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...それに小さな針鉄(はりがね)の輪を箝(は)めて...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...全(まる)で独帝(カイゼル)に当(あ)て箝(はま)るだらう...
薄田泣菫 「茶話」
...こてこて箝(は)めた指環...
徳田秋声 「仮装人物」
...志士の口を箝(かん)して...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...他新聞乃至他のジャーナリズム機関一般に於て自社のスターに対する箝口令を敷くことにあるのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...でえだらぼっちという字には何を当箝(あては)めたらよいか...
中里介山 「大菩薩峠」
...繊鑷ヲ以テ之ヲ箝提スト...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...箝束的(けんそくてき)な初期においてすら...
夏目漱石 「門」
...箝束的(けんそくてき)な初期(しよき)に於(おい)てすら...
夏目漱石 「門」
...四角のものが円きところに箝(はま)らんとするといったが...
新渡戸稲造 「自警録」
...手錠を箝められ、腰縄がつけられた...
平出修 「逆徒」
...お勢も仕方なく口を箝(つぐ)んで...
二葉亭四迷 「浮雲」
...手錠を箝(は)められた囚人や其を護送する劍を光らせる巡査や...
三島霜川 「解剖室」
......
森鴎外 「渋江抽斎」
...1855なんの箝制(けんせい)も受けずに...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...人間の頭が悪く理窟で固まってしまって「神秘」とか「不思議」とか「超自然」とかいう理窟に当て箝(は)まらない事を片端(かたはし)から軽蔑して罵倒してしまうのを...
夢野久作 「暗黒公使」
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