...その箝(は)め合(あは)せの所に...
薄田泣菫 「茶話」
...するとその拍子に頤(あご)が箝(はま)るからな...
薄田泣菫 「茶話」
...自分(じぶん)もかく枷(かせ)を箝(は)められて...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六号室」
...こてこて箝(は)めた指環...
徳田秋声 「仮装人物」
...志士の口を箝(かん)して...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...否箝口令が実施されるに至ったと云った方がよいだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...併しあんな常識を外れた策略は侯の柄に箝まるものでない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それをいつでも柄(え)の中へ箝(は)め込むことができるようにして...
中里介山 「大菩薩峠」
...いっこう猿轡(さるぐつわ)を箝(は)められた模様もないのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...人がわが口を箝(かん)するからである...
夏目漱石 「野分」
...四角のものが円きところに箝(はま)らんとするといったが...
新渡戸稲造 「自警録」
...むしろ計らずその地位に箝(はま)ったという場合が多い...
新渡戸稲造 「自警録」
...箝(やす)の名人ですつてね」「箝?」「銛(もり)に似て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのため裁判所の厳重な箝口令(かんこうれい)にも穴があくのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...お勢も仕方なく口を箝(つぐ)んで...
二葉亭四迷 「浮雲」
...七輪へかけるなら辷(すべ)らないように木の枠を七輪の方へ箝(は)めればよし...
村井弦斎 「食道楽」
......
森鴎外 「渋江抽斎」
...1855なんの箝制(けんせい)も受けずに...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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