...口を箝(かん)した...
泉鏡花 「薄紅梅」
...おろかや波はマリヤのまばゆきみあしのいきだはしき大洋の口を箝(かん)し得ると知らずや...
アルテュル・ランボオ 上田敏訳 「醉ひどれ船」
...俺が覚えてるだけでも真珠を七箇(なゝつ)箝(は)めた領留針(ブルーチ)...
内田魯庵 「犬物語」
...箝口せざる犬は野犬と見做(みな)されて撲殺された...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...それに小さな針鉄(はりがね)の輪を箝(は)めて...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...余ハ箝黙シテ不三敢テ出サ二一語ヲ一...
京山人百樹 「北越雪譜」
...いつもけい庵(あん)に箝(は)め玉(ぎょく)ばかりされていた...
徳田秋声 「縮図」
...総桐(そうぎり)の箪笥(たんす)が三棹(さお)も箝(は)め込みになっており...
徳田秋声 「縮図」
...志士の口を箝(かん)して...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...之を機会に社員の社外に於ける言論活動に箝口令が下された...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...いっこう猿轡(さるぐつわ)を箝(は)められた模様もないのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ緊箍咒(きんそうじゅ)(悟空の頭に箝(は)められている金の輪で...
中島敦 「悟浄歎異」
...箝束的(けんそくてき)な初期(しよき)に於(おい)てすら...
夏目漱石 「門」
...むしろ計らずその地位に箝(はま)ったという場合が多い...
新渡戸稲造 「自警録」
...箝(やす)の名人ですつてね」「箝?」「銛(もり)に似て...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...競争と云う訳字を造り出して之(これ)に当箝(あては)め...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...ふと口を箝(つぐ)んで顔を曇らせる...
二葉亭四迷 「浮雲」
...四角に見えたる食卓ながら横に板を抽(ぬ)き出(だ)して支えの腕木を箝(は)めければ忽(たち)まち長方形の大なる食卓と変じぬ...
村井弦斎 「食道楽」
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