...俺が覚えてるだけでも真珠を七箇(なゝつ)箝(は)めた領留針(ブルーチ)...
内田魯庵 「犬物語」
...箝口せざる犬は野犬と見做(みな)されて撲殺された...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...それに小さな針鉄(はりがね)の輪を箝(は)めて...
江見水蔭 「死剣と生縄」
...余ハ箝黙シテ不三敢テ出サ二一語ヲ一...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...余ハ箝黙シテ不三敢テ出サ二一語ヲ一...
京山人百樹 「北越雪譜」
...するとその拍子にうまく頤(あご)が箝(は)まるからな...
薄田泣菫 「茶話」
...こてこて箝(は)めた指環...
徳田秋声 「仮装人物」
...併しあんな常識を外れた策略は侯の柄に箝まるものでない...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...これを外にしては政府教門の箝制する所とならず...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...然し私に子のあるといふことが何時でも父の口を箝ませました...
長塚節 「教師」
...人がわが口を箝(かん)するからである...
夏目漱石 「野分」
...むしろ計らずその地位に箝(はま)ったという場合が多い...
新渡戸稲造 「自警録」
...ふと口を箝(つぐ)んで顔を曇らせる...
二葉亭四迷 「浮雲」
...箝(はま)らぬは尤(もっとも)とはいひながら...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...七輪へかけるなら辷(すべ)らないように木の枠を七輪の方へ箝(は)めればよし...
村井弦斎 「食道楽」
...それから鍋をスポリと箝めるが一旦火になった炭だから決して消えない...
村井弦斎 「食道楽」
......
森鴎外 「渋江抽斎」
...1855なんの箝制(けんせい)も受けずに...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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