...風呂に箝(は)め...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...余ハ箝黙シテ不三敢テ出サ二一語ヲ一...
京山人百樹 「北越雪譜」
...全(まる)で独帝(カイゼル)に当(あ)て箝(はま)るだらう...
薄田泣菫 「茶話」
...するとその拍子に頤(あご)が箝(はま)るからな...
薄田泣菫 「茶話」
...そこがしっくり箝(は)まっているとも思えないのであったが...
徳田秋声 「縮図」
...延いて政治的思想的言論全般に就いての箝口令を意味している...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...他新聞乃至他のジャーナリズム機関一般に於て自社のスターに対する箝口令を敷くことにあるのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...意けだし此(ここ)を以てその束縛箝制(かんせい)を受けたる奴隷囚虜の属に別たんと欲するなり...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...いっこう猿轡(さるぐつわ)を箝(は)められた模様もないのに...
中里介山 「大菩薩峠」
...一々の俳句作品に就いてそつくりそのまま当箝まることではないけれども...
中原中也 「新短歌に就いて」
...繊鑷ヲ以テ之ヲ箝提スト...
中谷宇吉郎 「『雪華図説』の研究」
...四角のものが円きところに箝(はま)らんとするといったが...
新渡戸稲造 「自警録」
...そのため裁判所の厳重な箝口令(かんこうれい)にも穴があくのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...手錠を箝められ、腰縄がつけられた...
平出修 「逆徒」
...ふと口を箝(つぐ)んで顔を曇らせる...
二葉亭四迷 「浮雲」
...其所(そこ)には箝(はま)りたり...
三木竹二 「明治座評」
...それにスポリと箝って火気が決して外へ散らん...
村井弦斎 「食道楽」
...それから鍋をスポリと箝めるが一旦火になった炭だから決して消えない...
村井弦斎 「食道楽」
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