...その箝(は)め合(あは)せの所に...
薄田泣菫 「茶話」
...全(まる)で独帝(カイゼル)に当(あ)て箝(はま)るだらう...
薄田泣菫 「茶話」
...するとその拍子に頤(あご)が箝(はま)るからな...
薄田泣菫 「茶話」
...首に鉄を箝(は)められ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...首に鉄を箝(は)められて...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...こてこて箝(は)めた指環...
徳田秋声 「仮装人物」
...この新聞紙反動化現象は社内幹部の自発的な決心によるものでもあるが(例えば自分の新聞紙以外のジャーナリズムに於て記者は言論を発表してはならぬという箝口令が社内で下された――恰度軍人は軍部大臣を通じて大蔵省の官吏は蔵相か次官を通じてしか物を云ってはならぬということになったように)...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...他新聞乃至他のジャーナリズム機関一般に於て自社のスターに対する箝口令を敷くことにあるのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...否箝口令が実施されるに至ったと云った方がよいだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...これを外にしては政府教門の箝制する所とならず...
中江兆民 「『東洋自由新聞』第一号社説」
...砕けた腰がまた箝(はま)ると...
中里介山 「大菩薩峠」
...一々の俳句作品に就いてそつくりそのまま当箝まることではないけれども...
中原中也 「新短歌に就いて」
...四角のものが円きところに箝(はま)らんとするといったが...
新渡戸稲造 「自警録」
...競争と云う訳字を造り出して之(これ)に当箝(あては)め...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...箝(はま)らぬは尤(もっとも)とはいひながら...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...七輪へかけるなら辷(すべ)らないように木の枠を七輪の方へ箝(は)めればよし...
村井弦斎 「食道楽」
......
森鴎外 「渋江抽斎」
...人間の頭が悪く理窟で固まってしまって「神秘」とか「不思議」とか「超自然」とかいう理窟に当て箝(は)まらない事を片端(かたはし)から軽蔑して罵倒してしまうのを...
夢野久作 「暗黒公使」
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