...その旗は算木(さんぎ)を染め出す代りに...
芥川龍之介 「奇怪な再会」
...「卜筮(ぼくぜい)」の算木(さんぎ)の旗...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...算木(さんぎ)を四角(しかく)に並(なら)べたやうに...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...算木の置き方が巧者だとか...
内田魯庵 「人相見」
...葺たる上に算木(さんぎ)といふ物を作(つく)り添(そへ)石を置(おき)て鎮(おもし)とし風を防(ふせぐ)の便(たより)とす...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...そして、机の上へ、算木を陳べて、幾度か裏返したり、表へ向けたりしてから、筮竹を頂いて、数えてみた...
直木三十五 「南国太平記」
...算木筮竹(さんぎぜいちく)が置いてある...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの算木(さんぎ)筮竹(ぜいちく)で易を立てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...算木筮竹をもって吉凶と未来とを占(うらな)っているのではないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...算木(さんぎ)と筮竹(ぜいちく)を見るのが常であった...
夏目漱石 「思い出す事など」
...方程すなわち算木にて一次連立方程式を解く方法...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...できるならば算木を使用せずに算盤に依頼したい...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...算木を避けて算盤でやりたいという理想の実現したものにほかならぬ...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...算木もまた支那から伝わり...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...従って算木の算法から系統を引いたものである...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...よって支那の代数学は算木の直接の影響から生まれ...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...墓石にまで至る人間の運命をいかに整頓しいかに多くの生命を算木のままに縛ったか...
横光利一 「静安寺の碑文」
...算木(さんぎ)のほこりを口で吹いて...
吉川英治 「江戸三国志」
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