...之を区々一商店の損失として金銭を以て算当すべきでは無かろう...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...上中下の三級に分った下級の費用すらが年額六百円を算当してある...
内田魯庵 「駆逐されんとする文人」
...倅に代っていちいち算当して...
中里介山 「大菩薩峠」
...今も老人はその算当をしてしまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...出がけに算当(さんとう)を組んで笑いながら切火をきってくれたもんです...
中里介山 「大菩薩峠」
...無算当に大金を預かるということよりも...
中里介山 「大菩薩峠」
...どんな無算当な人間でも...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ずいぶん無算当なことじゃありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...算当(さんとう)が細かいというのは...
長谷川時雨 「九条武子」
...ただその数少なくして算当に合わぬなり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...かくして明治・大正時代の数学はもちろん和算当時の比ではない...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...無算当と云ってもいいと思います」秀之進は極めて静かにこう云いながら父を見た...
山本周五郎 「新潮記」
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