...強ひてそこを辭して伊那町の箕輪屋に投じた...
今井邦子 「伊那紀行」
...樽(たる)箕輪(みのわ)最(もつと)も不有望(ふいうぼう)...
江見水蔭 「探檢實記 地中の秘密」
...箕輪とて、五六軒の農家ある處を過ぎて、さきの小屋より凡そ二里ばかり來りし頃、馬は石に一寸つまづく...
大町桂月 「赤城山」
...東を下町、一に閼伽井町と稱し、西を上町、一に箕輪と稱す...
大町桂月 「鹿野山」
...箕輪町に四五軒の旅館あり...
大町桂月 「鹿野山」
...山下氏の事業に干(たづさ)はつてゐる箕輪益夫(みのわますを)氏から...
薄田泣菫 「茶話」
...(略)お熊(くま)は泣々(なく/\)箕輪(みのわ)の無縁寺に葬むり...
永井荷風 「里の今昔」
...箕輪の無縁寺(むえんでら)は日本堤の尽きやうとする処から...
永井荷風 「里の今昔」
...竹格子(たけごうし)の裏窓を明けると箕輪田圃(みのわたんぼ)から続いて小塚原(こずかっぱら)の灯(あかり)が見える河岸店(かしみせ)の二階に...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...ゆくゆく箕輪(みのわ)...
中里介山 「大菩薩峠」
...お熊は泣く泣く箕輪(みのわ)の無縁寺に葬むり...
広津柳浪 「今戸心中」
...箕輪は突出した丘の周囲を取り囲んだ部落の形が...
柳田國男 「地名の研究」
...父子兄弟は箕輪(みのわ)でいっしょになり...
山本周五郎 「日本婦道記」
...安房守昌幸は良人と箕輪で会い...
山本周五郎 「日本婦道記」
...箕輪で会った父子兄弟がいざ出発という前夜になって...
山本周五郎 「日本婦道記」
...上州箕輪(みのわ)の城が落ちない...
吉川英治 「篝火の女」
...箕輪城(みのわじょう)を抜くと...
吉川英治 「篝火の女」
...棺桶(かんおけ)と線香代……」「お寺は?」「箕輪(みのわ)の浄閑寺(じょうかんじ)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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