...箕(み)で煽(あお)るように前の峰へ畝(うね)りを立ててあびせ掛けると...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...箕に土が満ちると其を運んで何処かへ持つて行く...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...また一方では「長崎談判」の折森山榮之助が譯述して公用に役立つた英書を同じ應接係役人の箕作阮甫でさへが讀むことが出來なかつたやうな實情もあつて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...それでも俺(お)ら唐箕(たうみ)は強(つよ)く立(た)てた積(つもり)なんだがなよ...
長塚節 「土」
...お熊は泣く泣く箕輪(みのわ)の無縁寺に葬むり...
広津柳浪 「今戸心中」
...箕作阮甫(げんぽ)...
福沢諭吉 「慶応義塾の記」
...如何(いか)にも不審な事じゃと唯(ただ)箕作と私と始終(しじゅう)その話をして居た...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...それは実に箕作麟祥博士であって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...第一の大臣は一番貧乏鬮(くじ)で親ら金の箕(み)を執りて智馬の糞を受けるのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...箕も南鮮のは翼が張って形に特色がある...
柳宗悦 「全羅紀行」
...二番籾を唐箕にかけて...
柳田國男 「食料名彙」
...大和南葛城(みなみかつらぎ)郡葛城村大字鴨部字ナラ谷摂津豊能(とよの)郡箕面(みのお)村大字半町字奈良野武蔵南多摩郡南村大字成瀬字奈良谷同 北足立郡白子村大字下新倉字奈良下同 大里郡奈良村武蔵の奈良氏は中世の名門である...
柳田國男 「地名の研究」
...臼(うす)や箕(み)や枡(ます)の類まで...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...孔明は八部の大軍をわけて箕谷(きこく)と斜谷(やこく)の両道からすすませ...
吉川英治 「三国志」
...箕作城(みつくりじょう)の二つへ攻めかけていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...観音寺には、江南の豪族、佐々木承禎(じょうてい)がいたし、箕作城には、その子の佐々木六角が立て籠(こも)っていたからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...お抱(かか)え鍛冶の荘司箕兵衛直胤の鍛(う)つ刀は...
吉川英治 「山浦清麿」
...箕兵衛直胤の手に乗ったのだ』『えっ...
吉川英治 「山浦清麿」
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