...電波妨害用の金属箔のむこうへ出...
海野十三 「怪星ガン」
...錫箔(すずはく)に包んだ丸いチョコレートが...
海野十三 「空襲葬送曲」
...富岡鐵齋翁の金字塔といふ字を金箔で捺した清雅な裝幀でしたが...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...金箔(きんぱく)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...最後に金箔(きんぱく)をつけて荷車に積んで売りに行ったものだ...
高村光太郎 「回想録」
...私の銀箔(ぎんぱく)の訪問服へ聖(サン)エミリオンの葡萄酒でその頃理論的に評判のよかったサンジカリズムの絵を描いてくれました...
谷譲次 「踊る地平線」
...錫箔のやうな池の水面を愛しよう……私は私自身を救助しよう...
富永太郎 「秋の悲歎」
...その金箔がくいこんでいた...
豊島与志雄 「丘の上」
...四十九そのころ西隣へ縫箔(ぬひはく)を内職にする家がこしてきてそこの息子の富公といふのがあらたに同級になつた...
中勘助 「銀の匙」
...親讓りの縫箔屋(ぬひはくや)を嫌ひ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親譲りの縫箔屋(ぬいはくや)を嫌い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼の家の紋章は箱の金箔の中にちりばめられていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...翼の金箔が剥げ、その上に点々と蠅の糞がついていた...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...今更スカラ座に出て箔(はく)をつける必要はなく...
三浦環 「お蝶夫人」
...はるかな海面を錫箔(すずはく)のように輝かせた...
山川方夫 「朝のヨット」
...その術に箔(はく)を付けるための呪文(じゅもん)みたようなものであろう...
山本周五郎 「似而非物語」
...金箔板(はくいた)の聯(れん)(柱懸け)に朱(しゅ)を沈めた文字で...
吉川英治 「新・水滸伝」
...金箔と五色の泥彩で塗られ...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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