...それと共に調帯が硝子(ガラス)の円筒と銀箔(ぎんぱく)の貼ってある板とを摩擦して電気をおこす仕掛けになっています...
石原純 「平賀源内」
...金箔(きんぱく)つきの鋳掛屋で...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...君がその金箔を買った家(うち)まで調べ上げてあるのだよ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...鷲(わし)と蜂(はち)との模様の金箔(きんぱく)ははげ落ちて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...戸口には大きな百合(ゆり)の茎が描かれすっかり金箔(きんぱく)をかぶせられた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...勿体(もったい)もつけば箔(はく)も附くべきものを...
中里介山 「大菩薩峠」
...四隅(よすみ)を金(きん)に立ち切った箔(はく)の小口だけが鮮(あざや)かに見える...
夏目漱石 「虞美人草」
...宗助(そうすけ)は箔(はく)の剥(は)げた古(ふる)い額(がく)を一二枚(まい)讀(よ)んで歩(ある)いたが...
夏目漱石 「門」
...親分」「金の茶釜の見世物だろう」「その通りで」「金の茶釜の正体が張子(はりこ)に金箔(きんぱく)を置いたのとでも判ったのかい」「そんなつまらねえ話じゃありません」「金の茶釜を盗むあわて者があったんだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...木で彫(ほ)つて金箔(きんぱく)を置いた佛樣が人殺しをするわけはねえ」仰天したのは瀧五郎です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...醫者としては年配の箔は足りませんが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...縫箔(ぬいはく)の外とうを着せるだけの金があったろう...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...縫箔(ふいはく)を赤んぼうに着せることができたか」これがもう一つたびたびくり返される質問(しつもん)であった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...「この籠は金の箔(はく)で塗った籠でございますね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そこで神様までが自分に箔(はく)をつけるためには...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――古代箔白地金襴...
山本周五郎 「さぶ」
...欄間彫(らんまぼり)の剥げた金箔(はく)だの胡粉(ごふん)絵具なども...
吉川英治 「宮本武蔵」
...洋画のカンバスと、絹あるいは金箔...
和辻哲郎 「院展遠望」
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