...書簡箋の上にはこんな事が...
芥川龍之介 「秋」
...便箋の下では東京裁判のラジオが鳴っていた...
梅崎春生 「黄色い日日」
...中には用箋が四五枚綴(と)じた手紙が出て来ました...
海野十三 「三角形の恐怖」
...彼は唐箋(とうせん)をのべて...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...中の書翰箋をひろげて見た...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...そしてペンギン鳥(てう)やペリカン鳥(てう)が食べ過ぎて腹を痛めた場合の処方箋を考へ出してみたりした...
薄田泣菫 「茶話」
...そのくしゃくしゃの洋箋の文字を...
太宰治 「鴎」
...書翰箋(しょかんせん)の書き潰(つぶ)しが展(の)べてあって...
谷崎潤一郎 「細雪」
...機械が自然科学の処方箋による通りのメカニズムによって運動するということも無論である...
戸坂潤 「技術の哲学」
...幾度も書箋を破き捨てた...
豊島与志雄 「道化役」
...彼女は書箋を封筒におしこんで...
豊島与志雄 「南さんの恋人」
...そして携えて来た鞄(かばん)から処方箋(しょほうせん)を取出して処方を認(したた)めるとそのままだまって座を立った...
永井荷風 「寐顔」
...ふつう処方箋には数多くの薬品(9または10以下は稀)が記入されていて...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...ちよつきのかくしから用箋に書いた書付を取出して...
平出修 「瘢痕」
...受取人死亡という附箋がついて聯隊から返されて来た...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...五巻か六巻かの題箋一枚は版物でなく予が手写したもので...
宮武外骨 「骨董品化した古珍書」
...茶碗も白、用箋も白、テーブル掛の地も白、掛物の紙も白、額も白、ちらばしてある手紙も白、障子も白――無限無數の白が眼につく...
吉川英治 「折々の記」
...以前の所あてに弟が葉書を寄越したものと見えて附箋附きで先刻(さつき)それが屆きました...
若山牧水 「一家」
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