...用箋の第二枚、第三枚があるのではなかったか...
海野十三 「暗号の役割」
...中の用箋を拡げた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...詩箋(しせん)に句を書いたのが席上に散らかっていたようにも思う...
高浜虚子 「子規居士と余」
...箱に添えられてある便箋に...
太宰治 「正義と微笑」
...第四句集雑草風景の句箋を書く...
種田山頭火 「旅日記」
...大阪から附箋になつて廻つて来た...
徳田秋聲 「佗しい放浪の旅」
...医院へ行って処方箋を出すと...
豊島与志雄 「反抗」
...初め「彩箋堂佳話(さいせんどうかわ)」と題せしがその冬雑誌の廃刊と共に転居の事などありて...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...大きな方は例の道庵先生の処方箋でありましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...五巻か六巻かの題箋一枚は版物でなく予が手写したもので...
宮武外骨 「骨董品化した古珍書」
...こういう書簡箋が出て来たので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...便箋一枚...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...附箋つきのお手紙...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...大原君だって下宿屋生活ではなおさらこの食餌箋通りなものを作る事が出来まいから僕も家へ帰ったらお登和にタピオカの料理でも拵えさせて進(あ)げようか」とこの一語に大原ムクムクと起き上り「ウムお登和さん...
村井弦斎 「食道楽」
...用箋(ようせん)は薫物(たきもの)の香を沁(し)ませた唐紙(とうし)である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...これこれの食餌箋に従って養生をすれば...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...きょう出された処方箋や...
夢野久作 「復讐」
...詩箋(しせん)は麝香に染(し)みて...
吉川英治 「三国志」
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