...壁には四幅(しふく)の金花箋(きんかせん)を貼って...
芥川龍之介 「奇遇」
...役にも立たぬ処方箋を書いて...
テオフィル・ゴーチエ Theophile Gautier 芥川龍之介訳 「クラリモンド」
...滝田(たきた)さんは夜(よる)行(い)って玉版箋(ぎょくばんせん)などに色々(いろいろ)のものを書(か)いて貰(もら)われたらしいんです...
芥川龍之介 「夏目先生と滝田さん」
...直ぐその便箋は折り畳んでポケットにしまいました...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...そして中から用箋(ようせん)をつまみ出して広げた...
海野十三 「海底都市」
...そしてその書簡箋は...
海野十三 「地獄の使者」
...一枚の用箋を出して...
海野十三 「第五氷河期」
...4便箋(びんせん)を片附(かたづ)けて二階のバルコニイに行ってみると...
太宰治 「パンドラの匣」
...沢崎の手紙は罫引(けいひ)きの書簡箋(せん)一枚へ(先日幸子が未亡人の許(もと)で見せられたのは巻紙へ毛筆でしたためてあったのに)一杯に収まるようにペン字で書いてあり...
谷崎潤一郎 「細雪」
...一ぱい字を書いた書簡箋が五六枚と...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...あの××ホテルの便箋憶えていらっしゃる? あんなものどうして持ちかえったのか知らなかったけど...
豊田三郎 「リラの手紙」
...紅箋堂佳話を書きはじめたれど興味来らず...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...そして携えて来た鞄(かばん)から処方箋(しょほうせん)を取出して処方を認(したた)めるとそのままだまって座を立った...
永井荷風 「寐顔」
...その翌日彼が街に出て処方箋どおり求めて来た散薬は...
原民喜 「美しき死の岸に」
...いろんな附箋(ふせん)がつけられて...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...必要もない用箋をあれこれと選擇したり...
室生犀星 「はるあはれ」
...(第廿二)又本書の表紙に貼附した題箋も同君の筆...
柳宗悦 「和紙十年」
...便箋三枚に製図用の紫インキで綺麗に...
夢野久作 「近眼芸妓と迷宮事件」
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