...何日(いつ)しか四箇月が過ぎて...
石川啄木 「二筋の血」
...六箇月(かげつ)足(た)らずの短時日(たんじじつ)に於(おい)て斯(かく)の如(ごと)く目(め)の前(まへ)に好結果(かうけつくわ)を現(あらは)したと云(い)ふことを考(かんが)へると...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...三箇月ほど経って...
梅崎春生 「狂い凧」
...二箇月振りで帰ると...
太宰治 「正義と微笑」
...二箇月ばかり別れて暮し...
太宰治 「惜別」
...二箇月分の生活費を一度に送ってもらい...
太宰治 「東京八景」
...二つの小説を書き上げ、その原稿料を持って、熱海に出かけ、一箇月間、節度も無く酒を飲んだ...
太宰治 「東京八景」
...四箇月振りで、寝巻を脱ぎ絣(かすり)の着物を着て、お母さんと一緒に玄関へ出ると、そこに場長が両手をうしろに組んで黙って立っていた...
太宰治 「パンドラの匣」
...それが一箇月も経たないうちに一日位煩って亡くなった...
田中貢太郎 「立山の亡者宿」
...桑は三箇月してもとのとおりの体になった...
田中貢太郎 「蓮香」
...正月以来三箇月ニナルガ...
谷崎潤一郎 「鍵」
...此の結婚のゝち一年と数箇月を経て...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...―――則重の唇を裂いてから更にその耳を奪うことに成功した約四箇月に亙る期間...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...一箇月の余もしほれないでゐる...
土田杏村 「あしびの花」
......
仁科芳雄 「ユネスコと科學」
...吾輩はもう夙(と)っくの昔の一箇月前に死んでいるものと...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この二箇月余を洛中で驕(おご)りに驕っている気勢だった...
吉川英治 「私本太平記」
...彼は十二箇月の間はそれをその完成貨物の消費者に転嫁し得ない...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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