...『浮雲』に二箇処まで見えるサリーやペインも愛読書であって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...英訳本と対照するにやはり擅(ほしいまま)に原文を抜いたり変えたりした箇処は少しもなかった...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...その腕には数箇処に文身(いれずみ)がしてあった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...封印の代りに指貫(ゆびぬき)で幾箇処も封緘してあった...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...その光は森の幾分開けた箇処を通してここかしこに広く注ぎ始めた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...それにも拘らず溺死者の死体は外に怪しい箇処(ところ)も無いので...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...この種の読者が感心する箇処は...
戸坂潤 「思想としての文学」
...この二箇処いづれも大正五年以後妖婦の跡を絶ちぬ...
永井荷風 「桑中喜語」
...二箇処に止まらず...
永井荷風 「桑中喜語」
...停留所で電車を待っているとのこと――まるで一個のルウス・ジュッドが同時に何箇処にも現れている有様で...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...あの作品の性質としてゆるがせにされないこういう箇処が割合粗末であった...
宮本百合子 「「愛怨峡」における映画的表現の問題」
...私の注意する箇処を見ていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...外部の事情から全面の展開のひかえられている箇処もあるけれども...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...一箇処繩で摩(す)られて...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...その趣意目的は恐らく京の二箇処と...
柳田國男 「信濃桜の話」
...しかもこれがただ南北二箇処だけの一致であった場合は...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...これまた越後にも一箇処あって...
柳田国男 「山の人生」
...近世では十数箇処あって...
柳田国男 「山の人生」
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