...筧(かけひ)を以て水をとるがごとくして地中の火を引き湯槽(ゆぶね)の竈(かまど)に燃(もや)し...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...わずかに庭前の筧(かけひ)の傍にある花梨(かりん)の莟(つぼみ)が一つ綻(ほころ)びかけているのを...
谷崎潤一郎 「細雪」
...鉢の子にも(改作)□山へ空へ摩訶般若波羅密多心経(再録)□旅の法衣は吹きまくる風にまかす(〃)雪中行乞□雪の法衣の重うなる(〃)□このいたゞきのしぐれにたゝずむ(〃)□ふりかへる山はぐ(マヽ)れて(〃)――――□水は澄みわたるいもりいもりをいだき□住みなれて筧あふれる鶏肋集(追加)□青草に寝ころべば青空がある□人の子竹の子ぐいぐい伸びろ(酒壺洞君第二世出生)六月一日 川棚...
種田山頭火 「行乞記」
......
種田山頭火 「旅日記」
...『口もきるゝやう――』窕子も立つてその筧の落ちる傍に行つた...
田山花袋 「道綱の母」
...瓶(かめ)を見てもあいにく――外の筧(かけひ)は氷っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...ところへ裏の筧(かけひ)から手桶(ておけ)に水を汲(く)んで来た神(かみ)さんが...
夏目漱石 「夢十夜」
...なるほど、上の沢から地に埋めて、長々と引かれた、筧の先からは、水は一滴も出ていなかった...
葉山嘉樹 「山谿に生くる人々」
...その離室は崖から滾れ落ちる筧のわずかな水音がさらさらと耳を打つのみで...
牧野信一 「心象風景(続篇)」
...傍らの筧に気づくと...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...筧(かけひ)からは涼しげな垂水(たるみ)が落ちてゐる……硝子戸越しに見える店主らしいのが照明燈の下で静かに黙々と印章を彫つてゐる……それが私なのである...
宮地嘉六 「老残」
...ここに梶井基次郎の「筧の音」という散文詩があった...
宮本百合子 「折たく柴」
...筧さんの奥さんの話ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」裏口の窓から筧の落す水を眺めていた千鶴子は...
横光利一 「旅愁」
...寺の筧(かけひ)の水で...
吉川英治 「剣の四君子」
...井口の筧(かけひ)に...
吉川英治 「親鸞」
...どこかの筧(かけひ)の水の音が...
吉川英治 「親鸞」
...筧(かけひ)の水が盥(たらい)に引いてある...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
