...それは古風な大和琴(やまとごと)だの筝(さう)だのといふ楽器を鳴らして...
芥川龍之介 「一番気乗のする時」
...筝はバッグパイプ〔スコットランド人の用いる風笛〕に似た音で...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...乃ち筝(タカムナ)なりき...
高木敏雄 「比較神話学」
...おん手づから筝をお教へになつたり...
田山花袋 「道綱の母」
...踊りのほかに太鼓、鼓、筝、三絃にも妙を得て、その上に類稀(たぐいま)れなる京美人ということがあったから、酔雪楼の芸妓となって、傍ら踊りの指南をしているうちに、ついに名古屋芸妓の取締に選ばれることになる...
中里介山 「大菩薩峠」
...筝曲(そうきょく)の朱弦舎浜子(しゅげんしゃはまこ)の住居や...
長谷川時雨 「古い暦」
...類のない筝(こと)の妙音であること...
長谷川時雨 「紫式部」
...その上私がうたった歌劇「リゴレット」の詠唱「慕わしき御名」と日本の筝唄「さくらさくら」と「蛍」とをお聴きになって...
三浦環 「お蝶夫人」
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