...しかれどもトック君は不幸にも詳細に答うることをなさず...
芥川龍之介 「河童」
...君はなぜ寮雨をする?」僕答う...
芥川龍之介 「恒藤恭氏」
...銑太郎は他に答うる術(すべ)を知らなかった...
泉鏡花 「悪獣篇」
...第十二講 ヨブ答う 終に仲保者を見る(上)第十六章の研究◯ヨブ記第十六章の大意を語ろう...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...神と論ずる者よこれに答うべし」とある...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...「知ンねェや」と答うる五六歳(いつつむつ)の女の子が赤ン坊(ぼう)と唯二人留守して居る家(うち)もある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...」被告はそれをよく理解しかつ答うべきことを知ってるかのように...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人のこれを責むるや奪いたりとは言わず返すのを忘れたりと答う...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...宿貸すことは出来申さぬ』と答うれば...
中山太郎 「本朝変態葬礼史」
...旅人の従者どもからかい半分、きっとそうだろうとまぜ返すを、旅人は真面目に止まって占いを立て、かの女を呼び出し、汝の親は易の占いをしたかと尋ねると、何か知らねど今君がしたようなことをした、と答う...
南方熊楠 「易の占いして金取り出だしたること」
...馬商ちょうどその通りの悪馬ありて強齶(あごつよ)と名づくと答う...
南方熊楠 「十二支考」
...実の母のごとく愛しくれると答うるを聞き...
南方熊楠 「十二支考」
...心臓と答うると、いよいよ急ぎ投げそうに見える...
南方熊楠 「十二支考」
...歯が最も疼むと答うるに限る...
南方熊楠 「十二支考」
...答うることあたわざればなり...
宮崎湖処子 「空屋」
...答う言葉さえなかった...
室生犀星 「姫たちばな」
...それの村の何某が家にと答う...
柳田国男 「遠野物語」
...答うるところを知らず...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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