...筒口に火をつける...
...筒口から煙が出る...
...筒口が詰まっている...
...筒口から水を出す...
...筒口を塞ぐ。...
...ピストルの筒口が...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...筒口と筒口とがお互の胸を狙って向き合った...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...筒口を開いた窓の隅に置いて...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...一斉につきつけるピストルの筒口を...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...また、明智もポケットの中で、老人からうばったピストルをにぎって、その筒口を、老人のほうにむけているのです...
江戸川乱歩 「黄金豹」
...えんとつの下のはしがかぎの手に曲がっている筒口へ...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...馬鹿馬鹿しい失策をやったものだね」谷山は油断なくピストルの筒口を左右に動かしながら...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...男たちに向かって次々と筒口を向けて行った...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...ピストルの筒口(つつぐち)をあげたりさげたりしながら...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...始めに小さな包のようなものを筒口へ投(ほう)り込んで...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...手早く筒口から投げ入れると...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...風の影響もあるだろうが、それよりもむしろ、筒口を出る際の、偶然の些細な条件のために、時々は弾道が上の方でひどく彎曲(わんきょく)して、とんでもない方へ行って開く事もある...
寺田寅彦 「雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...筒口から雲のように硝煙が噴きだして庭面(にわも)いちめんにたちこめた...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...私の台場に筒口をそろへる威嚇砲は...
牧野信一 「ペルリ行」
...筒口(つつぐち)より手元(てもと)のところまでいつのまにかことごとく土をつめてありたり...
柳田国男 「遠野物語」
...来て見れば機関銃の暗い筒口の前で...
横光利一 「上海」
...ホースの筒口が、街路の人波を掃き洗いながら進んで来た...
横光利一 「上海」
...五人ほどの部下は、その脚下(あしもと)にうずくまって、折敷きの構えと云うのか、小銃の筒口を、こっちへ向けたまま、ギ、ギ、ギ、ギ……と舳(みよし)を突き当てるように寄ってきた...
吉川英治 「松のや露八」
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