...筏の上には食料品が...
海野十三 「恐竜島」
...そして苦もなくその浮かぶ筏を...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...樹皮のままのヤニマツ材の筏を発見した...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...石炭の筏(いかだ)や洗濯女(せんだくおんな)の小舟などの上から...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...筏の漂流者が目撃することがあっても...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...筏の前部がたえず水に浸った...
久生十蘭 「海難記」
...筏を木の葉のように翻弄した...
久生十蘭 「海難記」
...その兵を筏の縁へ追いつめ海に斬りこんだ...
久生十蘭 「海難記」
...クロールで浮筏(ラドオ)のほうへ泳いで行く...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「こんな筏はだめだ...
久生十蘭 「ノア」
...三人の兵を代表に選んで筏の前部へ謝まりにやった...
久生十蘭 「ノア」
...十五名の残存者は筏を改善して...
久生十蘭 「ノア」
...筏の上にははや照すべきなにものも残っていなかった...
久生十蘭 「ノア」
...並々ならぬ筏の動揺と、ぞっとするほど冷たい波の潮沫(しぶき)で驚いて眼を覚ましたコン吉がキョロキョロと、四辺(あたり)を眺めるところ、どうやら海上の風景が平素に比べてなんとなく単調な趣を呈しているというのは、筏は、陸(おか)からそれをつないでおく太いロップを断ち切って泳ぎ出しいまやアンチーブの岬のはるか沖合を漂々閑々と漂っている様子...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...「いま孔明が、上流に多くの筏(いかだ)を浮かべ、北原(ほくげん)を攻めそうな擬勢を作っているが、虚を見て、筏を切り流し、それに積んだ松柴と油をもって、わが数条の浮橋を焼き払うつもりに違いない」司馬懿(しばい)はこういって、夏侯覇(かこうは)、夏侯威に何事か命じ、郭淮(かくわい)、孫礼、楽(がくりん)、張虎などの諸将へもそれぞれ秘命を授けおわった...
吉川英治 「三国志」
...木曾川のしぶきを棹(さお)さして、筏は、激流を横ぎり、犬山城の下についた...
吉川英治 「新書太閤記」
...馬筏(うまいかだ)一義経は...
吉川英治 「源頼朝」
...そうしてポルトガルの船を焼き払うために筏に火をつけて河上から流した...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??