例文・使い方一覧でみる「筋合い」の意味
スポンサーリンク...上官に対して無礼なとやられる筋合いはないから... 
高見順 「いやな感じ」
...何も非難される筋合いのものでは無い...
太宰治 「困惑の弁」
...あなたからお小言を頂く筋合いはありません...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...軍部ともあろうものが夫に相槌を打つべき筋合いではない筈だ...
戸坂潤 「社会時評」
...「別にあなたとお話をする筋合いもないはずと存じますがな...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...――フラナガン神父は世間の賞賛は己の受ける筋合いのものでなく...
永井隆 「この子を残して」
...小指はその触った物を恨む筋合いはない...
永井隆 「この子を残して」
...こうして飯綱権現へ願をかけてみようとする筋合いは読めないことでもないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...お角がお銀様に報告すべき筋合いなのを...
中里介山 「大菩薩峠」
...父の伊太夫を悩まさねばならぬ筋合いは全くないのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...こっちで彼れこれ申す筋合いではないので...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...悪魔の誘惑に打ち克つことが出来るかどうか――それは作者のかれこれ言うべき筋合いではない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj（Николай Васильевич Гоголь） 平井肇訳 「死せる魂」
...内情を知られる筋合いはない...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...お前の女房が祟られる筋合いの無いのじゃが...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...あのう……お眼に掛って御挨拶致したい筋合いなれど...
夢野久作 「斬られたさに」
...その家政婦の自宅と名前は可哀相な筋合いがあるからここには書かないが...
夢野久作 「けむりを吐かぬ煙突」
...生蕃小僧から怨まれる筋合いなんか一つもないばかりでなく...
夢野久作 「二重心臓」
...蜀軍に弓を引けないような筋合いはまったくないのである...
吉川英治 「三国志」
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