...それは皆筋の通ったものだった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...鼻筋の通った顔で...
泉鏡花 「婦系図」
...筋の通ったこととも思えないような罵言(ばげん)をわめき散らして...
太宰治 「女の決闘」
...と云うのは、女学校の制服を着て、おしろい気のない顔をしているけれども、その輪郭は既に少女型でなく、面長の、鼻筋の通った、引き締まった成人型なのであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...もしその顔のまん中に鼻筋の通った...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...そういう意味での筋の通った連句的な映画を見せてくれる人はないものかと思うのである...
寺田寅彦 「映画時代」
...筋の通った鷲鼻のせいで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...思想として現に何等の筋の通ったシステムを持てないのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...立派に筋の通った洒落だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...利用価値という点のみから材木を見るというのもまた一つの筋の通った見方である...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...暗い中に鼻筋の通ったプロフィルだけが...
中谷宇吉郎 「八月三日の夢」
...兄は色の白い鼻筋の通った美くしい男であった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...唯一の筋の通った...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...甲府じゃこんな鼻筋の通った女に...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...必然性について我々が与え得る唯一の筋の通った説明であるのだけれども...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...筋の通った将来の計画も誠意もなしに演説している者を...
宮本百合子 「幸福のために」
...筋の通ったなんぞと...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...これだけ込入(こみい)ったかつ筋の通った事件は...
柳田国男 「山の人生」
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