...「その母様(おっかさん)と云うのは、四十余りの、あの、若造りで、ちょいとお化粧なんぞして、細面(ほそおもて)の、鼻筋の通った、何だか権式の高い、違って?」「まったく...
泉鏡花 「婦系図」
...もっとも文章論と申すほどな筋の通ったものではない...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...思想として現に何等の筋の通ったシステムを持てないのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...筋の通った理屈に合ったものでしたけれど...
豊島与志雄 「自由人」
...立派に筋の通った洒落だ...
中里介山 「大菩薩峠」
...色の浅黒い鼻筋の通った立派な男で...
夏目漱石 「行人」
...髪を一束につかねた、黒っぽい洋装の娘が、沈鬱な眼をあげると、鼻筋の通った、口元の締った美しい顔が、異常な魅力を発散して、一座の人を惑乱しそうです...
野村胡堂 「死の予告」
...筋の通った立派な品で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...筋の通った返答をしてくれるのは...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...唯一の筋の通った...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...議論は筋の通った議論になるであろう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...筋の通った将来の計画も誠意もなしに演説している者を...
宮本百合子 「幸福のために」
...筋の通った話ならば...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...結城紬のように正しい筋の通った品物が在ることは有難いと思います...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ちょっと考えますと筋の通った非難で...
柳宗悦 「益子の絵土瓶」
...これだけ込入(こみい)ったかつ筋の通った事件は...
柳田国男 「山の人生」
...「たまには三郎も筋の通ったことを云いますね」休之助は機嫌よく云った...
山本周五郎 「風流太平記」
...それは例の者どもへの筋の通った恐怖の中で最悪なものにも負けない程だった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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