...二人の顔を等分に眺めながら...
芥川龍之介 「路上」
...しばらくの間私と絵とを等分に見くらべていたが...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...高橋は等分に二人の顏を見て...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...等分に見較べながらつっ立っていた...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...与八と郁太郎とを等分に見おろしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...広田先生は寺とペンキ塗りを等分に見ていた...
夏目漱石 「三四郎」
...双方へ向けて等分に話をした...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...誰だとか言ったね」平次は二人を等分に見ました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これは?」平次は娘と用人の顏を等分に見比べました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...二等分に帯をひっぱって寝た...
林芙美子 「新版 放浪記」
...持駒と盤面とを等分に睨めまわして...
火野葦平 「花と龍」
...あらためて二人の聞き手を等分に眺めた...
平林初之輔 「五階の窓」
...等分に分けて食うんだ...
三好十郎 「胎内」
...兵藤と吉村を等分に睨んでいる井上...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...等分に生と死とに属している...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...明けの空と四方の暗を等分に見交わしておりましたが...
吉川英治 「江戸三国志」
...等分に見くらべて...
吉川英治 「平の将門」
...私の顏と傘とを等分に見比べながら...
若杉鳥子 「烈日」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??