...俺と等しく凡下な者のために...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...また反対にこの他方の矩形の高さ ODaが一方の矩形の面積 ODa× Opaに等しくなるようにすることにある...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...(A)の充された最後の欲望の強さと充されない最初の欲望の強さの平均に等しくないことがあり得るのみでなく...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...威風するどき宣告を諸神等しく驚きぬ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...無心の穉子(ちご)の耳にしも無聲の塚の床にしも等しく響く暮の鐘...
土井晩翠 「天地有情」
...それは等しく模糊(もこ)たるものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...このことは客體の基體をなす實在者が「物」と稱せられる場合にのみならず「人」と名づけられる場合にも等しく當嵌まる(二)...
波多野精一 「時と永遠」
...過去も將來も等しく現在の内部的組織に屬するものとしてそれによつて包括されそれの部分乃至契機(要素)をなすに過ぎぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...これすなわちイリの側面を近く脅威せられたるに等しくイリは漸次に露国の侵蝕をこうむるべきは...
日野強 「新疆所感」
...観念を心に想うことは等しく可能かつ不可欠であるので...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...人類の推論と同じく動物の推論も等しく説明するかどうかを見よう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...政治上に於て君々(きみきみ)たらざるも臣々(しんしん)たらざるを得ずと言うに等しく...
福沢諭吉 「女大学評論」
...一夫(そ)れ女子は男子に等しく生れて父母に養育せらるゝの約束なれば...
福沢諭吉 「新女大学」
...源氏節出語りで芝居を演ることのちの浪曲劇に等しく...
正岡容 「寄席風流」
...もっての外な――と等しく眉をひそめるのだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...等しく白い屏風が六つに折られていた...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...すべての階級を等しく貧しくすることであろうからである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...皆等しく注意を卓子の塗膳にのせられた粘土の彫刻に向けるのであった...
吉行エイスケ 「バルザックの寝巻姿」
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