...草や木と等しくないことは云ふまでもない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...男子と等しく利用せられ...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...中以下になると男女等しく盛んに労働しておる...
大隈重信 「女子教育の目的」
...我れには等しく可愛らしく覺えぬ...
高山樗牛 「瀧口入道」
...或いはむなしく海波の間に浮び漂うが如き結末になると等しく...
太宰治 「たずねびと」
...等しく確信をいだいていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...海土(えど)の土がごまかされているのを知らず、丸山も仏頂寺も、等しく、ああ海老蔵が来たなと思いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...趣く所等しくして殊ならず」といっているので...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...みんな這入るがいい」自分はこの言葉を聞くと等しく...
夏目漱石 「坑夫」
...延長の無限可分性を証明したと称する全ての論証は等しく詭弁であると結論できよう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...人類の推論と同じく動物の推論も等しく説明するかどうかを見よう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...亂賊も亦是れ等しく日本國内の臣子にして...
福沢諭吉 「帝室論」
...それと等しくヒルデプランチアも元海に生えたが繁殖の余勢で淡鹹両水の雑(まざ)った江に侵入しそれから高地の急流や滝が岩を打つ勢いちょうど海波が磯を打つに均(ひと)しき処に登って生存し居るらしい...
南方熊楠 「十二支考」
...彼の心はいかなる業にも等しく適応し得るほど柔軟なりき...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そしてもし十年後に毛織布一片の通常の価値がリンネル四片に等しくなるとするならば...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...等しくは影響を及ぼさないであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...たとえかかる拡張は貨物量を増加するには等しく有効であり...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...そして等しく消費者に転嫁されるであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
便利!手書き漢字入力検索