...第一夜大沢...
石川欣一 「可愛い山」
...同棲(どうせい)生活の第一夜を絢爛(けんらん)と踏み出すことに両人の意見は完全なる一致をみたのであるが...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...わびしい旅の第一夜であつた...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...第一夜こんな夢を見た...
夏目漱石 「夢十夜」
...その第一夜に、空襲に更けしづまりて虫の聲と口ずさんだので、傘雨(さんう)宗匠に、これでも俳句となりませうかと、うかがつて見ようと思ひながらそのままになつてゐる...
長谷川時雨 「煎藥」
...それが〈日本進駐第一夜の印象〉というような大きな標題(マンシェット)をつけて...
久生十蘭 「だいこん」
...古里を恋ふるそれよりやや熱き涙流れきその初めの日男を知つた第一夜の心を自分から進んで歌ふことは余りなかつたことと思はれるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...二月二十日(日曜)撮影終り――放送第一夜...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「当世五人男」の第一夜...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...五月三十一日(火曜)京都炭屋第一夜...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いとう旅館の第一夜...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...鶴見祐輔作・菊田脚色の「大望」第一夜...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...旅の第一夜をあんな処であんな風に過しているのか...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...ロンドンで開くはずのわたしの演奏会(えんそうかい)第一夜の収入(しゅうにゅう)は...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...第一夜第二夜はすぎ...
室生犀星 「花桐」
...そして第一夜を目白台の道路にあった土管のなかにもぐって過したが...
山之口貘 「私の青年時代」
...七修行の山を下りて十年目の第一夜だった...
吉川英治 「親鸞」
...鎌倉の第一夜を、彼は民家に泊って明かした...
吉川英治 「源頼朝」
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