...それらは第一夜、第九夜、第二十一夜、第二十七夜となってあらわれている...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「絵のない絵本」
...彼の手にしている一巻のうちには第一夜から第三十四夜までが収めてあって...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...新居第一夜のねむりはやすらかだった...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...第一夜は小田原(おだわら)の「本陣」で泊まったが...
寺田寅彦 「蒸発皿」
...わびしい旅の第一夜であった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...わびしい旅の第一夜であつた...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...十三小町塚の雨の第一夜を...
中里介山 「大菩薩峠」
...第一夜こんな夢を見た...
夏目漱石 「夢十夜」
...戰爭第一夜のシャンゼリゼーは...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...その第一夜に、空襲に更けしづまりて虫の聲と口ずさんだので、傘雨(さんう)宗匠に、これでも俳句となりませうかと、うかがつて見ようと思ひながらそのままになつてゐる...
長谷川時雨 「煎藥」
...古里を恋ふるそれよりやや熱き涙流れきその初めの日男を知つた第一夜の心を自分から進んで歌ふことは余りなかつたことと思はれるが...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...第一夜「お父さん...
平林初之輔 「少年探偵 呉田博士と与一」
...そういう次第で、第一夜は成功、全部平げた...
古川緑波 「富士屋ホテル」
...「大望」第一夜のテスト...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大阪第一夜、久々渡辺篤と飲まうと誘ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...新春の第一夜をここに泊まることは紫夫人を腹だたせることになるかもしれぬと思いながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして第一夜を目白台の道路にあった土管のなかにもぐって過したが...
山之口貘 「私の青年時代」
...「なんだろう? この人たちは」彼は、入京の第一夜に、第一の疑問にぶつかった...
吉川英治 「平の将門」
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