...樗牛(ちょぎゅう)の個人主義がすなわちその第一声であった...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...これ実に新興文芸の第一声であって...
内田魯庵 「四十年前」
...一畑治明博士の帰国第一声講演及び心霊実験会――という予告が...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...――「俺の放った第一声は...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...第一声を切ることが勇者の仕事で...
中里介山 「大菩薩峠」
...いまや第一声をはなとうとしたとたん...
新美南吉 「屁」
...目をさました獅子(しし)の第一声のようでもあった...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...第一声が参って来る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「新婚」の第一声で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...作者は「彼はちょっと悲壮な気持で第一声をはなった...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...「えいっ」かれははじめて第一声を放ち...
山本周五郎 「新潮記」
...これが第一声であった...
山本周五郎 「はたし状」
...弥兵衛が第一声を放ち...
山本周五郎 「花も刀も」
...新聞小説の第一声多芸多能だった前田香雪翁柳里恭は人に師たるの芸が十六あったというが...
山本笑月 「明治世相百話」
...大変! という第一声をあげてこの椿事を山屋敷じゅうにふれて廻った仲間(ちゅうげん)の龍平で...
吉川英治 「江戸三国志」
...ここに始まる未来の第一声が...
吉川英治 「私本太平記」
...天馬侠第一声をここにあげたのだ」熱血僧(ねっけつそう)忍剣(にんけん)は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...幼い親鸞(しんらん)の第一声とは...
吉川英治 「親鸞」
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