...樗牛(ちょぎゅう)の個人主義がすなわちその第一声であった...
石川啄木 「時代閉塞の現状」
...これ実に新興文芸の第一声であって...
内田魯庵 「四十年前」
...一畑治明博士の帰国第一声講演及び心霊実験会――という予告が...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...新聞社でもこの治明博士の帰国第一声を重視して紙上に報道した...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...一 海の狼諸君は御記憶であろうか? 昨夏七月二十二日ブエノスアイレス発ユーピー特電が突如倫敦(ロンドン)各紙に第一声を送って以来...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...従って鳥の地上高度によって第一声前半の反響とその後半とがいろいろの位相で重なり合って来る...
寺田寅彦 「疑問と空想」
...よって米友の唱破第一声は...
中里介山 「大菩薩峠」
...」第一声は被告三村保三郎より放たれ全被告一同之に和した...
平出修 「逆徒」
...「遠山」の第一声で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...しかも素噺転向後の第一声としても絶対高評だったとあれば...
正岡容 「我が圓朝研究」
...彼女の甲高い返事の第一声が響く...
宮本百合子 「或る日」
...作者は「彼はちょっと悲壮な気持で第一声をはなった...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...先生第一声は「儲かりますぜえ」であったと唖然としていました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「えいっ」かれははじめて第一声を放ち...
山本周五郎 「新潮記」
...「店賃ぐらいきちんと払ったらどうだい」まずとりあえず右の如く第一声を浴びせるが...
山本周五郎 「長屋天一坊」
...新聞小説の第一声多芸多能だった前田香雪翁柳里恭は人に師たるの芸が十六あったというが...
山本笑月 「明治世相百話」
...第一声であったのだ...
吉川英治 「新書太閤記」
...幼い親鸞(しんらん)の第一声とは...
吉川英治 「親鸞」
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