...第一に湯を使う音や桶を動かす音がする...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...其の金属を醜くする錆が出来て第一に困るのは...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...すなわち、第一に、西洋人は一般に旅行を好むこと...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...それであるから世界はまず第一に幾何学的空間を意味していなければならない...
戸坂潤 「科学方法論」
...少なくともまず第一に...
戸坂潤 「科学論」
...――知識の客観性をまず第一に保証し得るものは...
戸坂潤 「科学論」
...云うまでもなくこれは、第一に、社会に於ける思想活動そのものにとってなにより重大な事情なのだが、併しそれは又おのずから、思想活動の人的(寧ろ個人的)主体である処の、各種のジャーナリストの生活問題としても重大な事情だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...まず第一に、権威ある専門家の説によると、長老とか長老制度とかが、わがロシアの修道院に現われたのはきわめて最近のことで、まだ百年にもなっていないが、東方の諸正教国、ことにシナイとアトスには千年も前からあったとのことである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...しかし第一に権力とは何ぞや...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ジャン・ヴァルジャンはまず第一に思い違いをした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第一に小さな黒い長衣...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第一に、「芸術家とは美しきものの創作者である...
中井正一 「美学入門」
...第一にあのお松を可愛がってやっていただけば...
中里介山 「大菩薩峠」
...もし気がつくとすれば第一に疑われるものは吾輩であろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...第一に眼にとまったのが伊藤博文の逆(さ)か立(だ)ちである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...第一になぜ私が文学好きなぞになったかという問題だが...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...第一に「何か一つ書いて見たいとは思つたが...
水野葉舟 「言文一致」
...かつて、信長の盛んであった時代の織田重臣といえば、第一に指を、丹羽、柴田と折られたものである...
吉川英治 「新書太閤記」
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