...人間にとって特別に重要であるために最も周到な観察の目的物となるものはまず第一に時間の知識であった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...まず第一に大切のものは何であるかというに...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...まず第一に身体に充分の注意を払って事に臨まなければ...
大隈重信 「運動」
...先づ第一に大江戸の金座を押へた時金座に何があつたか...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...結婚式にはまず第一に...
橘外男 「仁王門」
...私は第一に勉強することを勧める...
田山録弥 「私の考へてゐる事」
...結婚生活にあっても先ず宗教と道徳を第一に据えるという自分の気持を...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「頸の上のアンナ」
...真理の概念は第一に一種の全体の概念として理解され得るであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...啓蒙はこうして第一に文化的自由主義に帰着する...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...文芸学はまず第一に...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...「第一に、僕は王を好まない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...先づ第一に、是等の詩を書いた人は豊富である...
中原中也 「菊岡久利著「貧時交」」
...第一に、人間の身体及び機体が、そういう高速又は大きい加速度に耐えるかという疑問である...
中谷宇吉郎 「宇宙旅行の科学」
...第一に彼らは普通の兄妹として親しい間柄(あいだがら)であった...
夏目漱石 「明暗」
...吾輩はまず第一に支那事件のところを読むのだ...
夏目漱石 「倫敦消息」
...出来る事なら何にもさせずに楽をさせて置きたいと云う彼女等の階級の頭には先ず第一に起る姑息の愛情に全然支配されて...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...第一には神のお立ちとお還りの日に...
柳田国男 「年中行事覚書」
...「あたし、どんなに肩身が広いでしょう」――細君は彼に言う――「そんな偉い方のそばについていて、恥かしくないようにするには、あたし、どうしたらいいかしら」「お前か、可愛いお前か、そうさな、まず第一に、そんなに泣かないこった...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
便利!手書き漢字入力検索