...そしてヨブ記がこの教訓部の劈頭第一に位するに注意せよ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...第一に外國人が見た日本...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...そして彼が第一に行きました...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...そこに現はれたのは、もちろん、先づ第一に、私が顏、手、腕、そしてこのもろもろの部分の全體の機械を有するといふことであつて、かやうなものは死骸においても認められ、そしてこれを私は身體と名づけたのである...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...そしてドイツ自身も第一にチリ硝石の供給が断えて困るのを...
寺田寅彦 「断水の日」
...第一に新聞乃至報道(ニュース)の商品化が行なわれざるを得ない...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...物質という哲学概念は第一に存在の概念であり...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...第一にそれは事実――事実とはロゴスとの対蹠というだけの意味である――の有つ偶然性ではなくして必然性であらねばならぬ...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...しかし、第一に、悪をなす者どもが不幸であるとは真実でない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...圧倒してくる現実に対して先ず第一に立向わねばならないし...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...彼女は彼の家の火鉢の前に座るべき正妻の権利を第一にもちうるものは自分だと信じてるのだ...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...それというのも第一には相続人がなかったし...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...眼玉の大きいのを第一に認められたのも爲方が無い...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...ほかのは悪戯(いたづら)が第一に出る...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...先ず第一に彼等の頬(ほお)の黒い斑を...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...同商売の中では第一に数えられるほど繁昌していただよ」結城に古木甚兵衛(読者はすでに御存じである)という豪家があった...
山本周五郎 「風流太平記」
...第一に前に挙げた経済状態の圧迫がその血縁関係の結合をも解き放ち...
与謝野晶子 「激動の中を行く」
...「あたし、どんなに肩身が広いでしょう」――細君は彼に言う――「そんな偉い方のそばについていて、恥かしくないようにするには、あたし、どうしたらいいかしら」「お前か、可愛いお前か、そうさな、まず第一に、そんなに泣かないこった...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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