...彼等は実に符節を合わすように似ているんですからね...
江戸川乱歩 「殺人迷路」
...玉のくわえてきた証拠と符節をあわせるように...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...どつか符節が合するやうで...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...予想されていた原子爆弾の現象と一々符節を合わすものだ...
永井隆 「長崎の鐘」
...何もかも符節を合せるように同じものだったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お島や伊八の話と符節(ふせつ)を合せたやうに同じです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...伜の幾松と符節(ふせつ)を合せて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...符節(ふせつ)を合せたやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...内部の韻律と外部の韻律とが符節する...
萩原朔太郎 「青猫」
...一切の生活が悉く符節を合せて來た...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の追憶」
...昔から称呼される「謡いもの」に符節するのだ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...おのおのの申し立ての符節があい...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そして今日私の観る所と全く符節を合しているのは...
牧野富太郎 「植物記」
...面白いことにはそれらの外国の記録にあらわれた現象の記述でわが国の古文書中に見出される記述のあるものとほとんど符節を合わせたように一致するのが多数にある...
武者金吉 「地震なまず」
...自分の踏んで来た径路に符節(ふせつ)を合して考えこみました...
吉川英治 「江戸三国志」
...符節(ふせつ)を合わしたごとくおこなわれたその遠謀のたしかさに...
吉川英治 「私本太平記」
...はからず符節(ふせつ)を合わせたわけじゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...名跡志にある下り松の史蹟の話とぴったり符節が合う...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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