...あたかも符節を合せたような次第なので...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...符節を合する事こそあんなれ...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...記者が能力自覚説は期せずしてニイチエが威力の意志説と符節を合するが如し...
登張竹風 「美的生活論とニイチエ」
...符節(ふせつ)を合せたやうに...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一切の生活が悉く符節を合せて來た...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の追憶」
...真の詩が有する第一義感の要素と符節し...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...もしかかる符節があるとすれば...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...三つとも符節を合したようになっているという...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...踏絵の陳述と大体に於て符節が合うのである...
久生十蘭 「魔都」
...このおめでたい日に符節をあわせるように...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...そして今日私の観る所と全く符節を合しているのは...
牧野富太郎 「植物記」
...面白いことにはそれらの外国の記録にあらわれた現象の記述でわが国の古文書中に見出される記述のあるものとほとんど符節を合わせたように一致するのが多数にある...
武者金吉 「地震なまず」
...殆符節を合する如し...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...符節は合(あわ)するようだからである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...手口は二度とも符節を合わせたように同じだし...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...符節(ふせつ)を合したように一致していた...
吉川英治 「三国志」
...符節(ふせつ)を合わしたごとくおこなわれたその遠謀のたしかさに...
吉川英治 「私本太平記」
...符節(ふせつ)をあわせたように...
吉川英治 「新書太閤記」
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