...笠女郎(かさのいらつめ)のごとく男に恋を迫る歌も万葉には多い...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...笠女郎(かさのいらつめ)のごときがあり...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...こと清くいともな言ひそ一日だに君いしなくば痛ききずぞも (高田女王)来むといふも来ぬ時あるを来じと言ふを来むとは待たじ来じといふものを (大伴郎女)相念(おも)はぬ人を思ふは大寺の餓鬼のしりへに額(ぬか)づくがごと (笠女郎)さよなかに友よぶ千鳥物念(ものも)ふとわび居るときに鳴きつつもとな (大神女郎)あひ念はぬ人をやもとなしろたへの袖ひづまでにねのみし泣かも (山口女王)のごとき歌は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...笠女郎)吾妹子(わぎもこ)が赤裳のすそのひづちなむ((そめひぢむ))今日のこさめに吾共(われさえ)ぬれな((ぬな))(巻七...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...笠女郎)わがせこは相念(あいも)はずともしきたへの君が枕は夢(いめ)に見えこそ (同...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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