...その方が競争して商人に売るのよりも割がよかったのだ...
有島武郎 「カインの末裔」
...私はこれと競争していつもよりたくさん喰べた...
伊波普猷 「私の子供時分」
...君に兄弟あるかね」「いるよ」「兄弟で何か競争して...
梅崎春生 「狂い凧」
...今後のわが国はいかにして他の一等国と競争してゆくことができるであろうか...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...年々非常な速力で理科知識応用の進みつつある他の一等国にまけぬように競争してゆくことが果たしてできるであろうか...
丘浅次郎 「教育と迷信」
...一面この点で競争しているのである...
丘浅次郎 「自然界の虚偽」
...団体との間ではげしく生存競争していたころにはつねに生存に適する団体のみが生き残り...
丘浅次郎 「人道の正体」
...人間の団体は往古より今日まで絶えずこの点で競争していた次第であって...
丘浅次郎 「人道の正体」
...2つの会社が活発に競争しているときに家の所有者または住人の決定によって...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...お互いが競争してその結局は他人を倒すということである...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...彼と私とは抜群の誉を担いつゝ常に競争して居ました...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...年額二百フランの賞金を得るために競争してみようとしているのです...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...盛んに競争して行けば...
野村胡堂 「胡堂百話」
...安政元年正月の第一回会見の大広間で「誰がよけい馬鹿な顔をなしうるか競争しているようだった」幕府の役人たちも...
服部之総 「空罎」
...つねに隣区と競争して利害を殊(こと)にするにおいてをや...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...我封建の時代に諸藩の相互に競争して士気(しき)を養(やしな)うたるもこの主義に由り...
福沢諭吉 「瘠我慢の説」
...霧頭山(むとうざん)と大武山(だいぶさん)との兄弟の山が競争して...
柳田國男 「日本の伝説」
...出来るだけ読者の閑暇を潰せるように競争して書いたのが初まりだという説明を聞くと...
夢野久作 「探偵小説の正体」
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