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饗庭篁村 「木曾道中記」
...あの花と優美を競ふ事の出来るきれいな活きものになるのだ...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...あとでは磨いた青銅と其の光輝を競ふ綺麗な蠅になるし...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...千山奇を爭ひ、萬壑怪を競ふ...
大町桂月 「鹿野山」
...筬の音と張り競ふのか...
高浜虚子 「斑鳩物語」
...互に競ふらしかつた...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...美に於てアプロヂーテーに競ふとも...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...『此らの賞を衆人の見る目の前に競ふべく...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...殊に牡丹花紅白數株ありて各妍を競ふ...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...競ふて武器を執りはしたが...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...特に柱を設ける方が却へりて普通であるべきで而かも風流を競ふ場合には...
原勝郎 「鞦韆考」
...その家の隆盛時代を物語るかのやうに最も豪儀な姉妹の雛段が存分な綺羅を競ふてゐた...
牧野信一 「熱い風」
...この両家は毎年糸の長さを競ふてゐた...
牧野信一 「鱗雲」
...村井と競ふて徹夜することが多かつた...
牧野信一 「南風譜」
...秋草の咲き競ふてゐる河原堤を溯つた...
牧野信一 「ピエル・フオン訪問記」
...強(あなが)ち人丸赤人の餘唾(よだ)を舐(ねぶ)るでも無く固(もと)より貫之定家の糟粕(さうはく)をしやぶるでも無く自己の本量(ママ)屹然として山嶽と高きを爭ひ日月と光を競ふ處實に畏るべく尊むべく覺えず膝を屈するの思ひ有之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...自己の本領屹然(きつぜん)として山岳(さんがく)と高きを争ひ日月と光を競ふ処...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...しかも華麗を競ふたる新古今時代において作られたる技倆(ぎりょう)には...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
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