...今を盛りと咲き競うは...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...いずれも売競うなかに...
泉鏡花 「一景話題」
...思案(しあん)と妍(けん)を競う中にも美妙の「情詩人」が一頭(いっとう)地(ち)を抽(ぬき)んでて評判となった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...今後も益々競うて自然を征服せんと努めて居るのである...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...従って、技を競う関係上、外へも遊びに出ず、一生懸命になってやる...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...先日來の同期卒業生丈けの集りよりも一層人數と時代がふえて話の範圍がひろくなつたので皆々競うて思ひ出話をする...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...孔雀(くじゃく)は妍(けん)を競う宮女(きゅうじょ)のように羽根をひろげて風の重みを受けておどおどしている...
平林初之輔 「動物園の一夜」
...読者のチャンスは自己の機知を合理的な探偵と競うところにある...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...定家(ていか)の糟粕(そうはく)をしゃぶるでもなく自己の本領屹然(きつぜん)として山岳と高きを争い日月と光を競うところ実に畏(おそ)るべく尊むべく覚えず膝(ひざ)を屈するの思い有之(これあり)候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...和算家は競うて解義を試みる...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...競うてこれを慰むるに力(つと)め...
南方熊楠 「十二支考」
...源氏は自分の涙と競うもののように思った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...われこそはこの特権を得ようと競うのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...華美を競うのを主としていたように見える...
柳田国男 「年中行事覚書」
...末の廂の間に妍(けん)を競うた...
吉川英治 「私本太平記」
...いつでも死のうとこの階級は競う気持すらあった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...外観の美を競うようにグランド・ホテルは白い影を水に映し...
吉行エイスケ 「スポールティフな娼婦」
...美を装い艶を競うを命とする女...
和辻哲郎 「霊的本能主義」
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