...互いに攻略を競い始めた...
大杉栄 「征服の事実」
...紫の色を競い咲き驕(おご)っているではないか...
太宰治 「新郎」
...互に運動神経を競い合っていたのである...
外村繁 「澪標」
...一スーを憎しみ、流行を競い、悲劇を賞賛し、婦人を軽蔑し、古靴をすりへらし、パリーを介してロンドンのふうをまね、ポン・タ・ムーソンを介してパリーのふうをまね、年を取るとともに愚かになり、何の仕事もせず、何の役にも立たず、また大した害にもならないのである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...酒食の豪華を競い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...競い鳴く虫の音が...
野村胡堂 「天才兄妹」
...女達がラスチニャックへの愛を競い...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...伊勢(いせ)の御息所(みやすどころ)との双方の自尊心が強くて苦しく競い合った時代に次いで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...いずれも夫の死に殉ぜんと競いあう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...天然の智慧に競い得る人智はない...
柳宗悦 「工藝の道」
...それぞれに技を比べ美を競いました...
柳宗悦 「民藝四十年」
...競いあうように、二人はいつまでもゆっくりと拍手をつづけていた...
山川方夫 「昼の花火」
...恋のセレナーデを競いあい...
山本周五郎 「季節のない街」
...博物館と寺院が競い建ち...
横光利一 「欧洲紀行」
...科学は人間の周囲で競い立ち...
横光利一 「スフィンクス(覚書)」
...伊達(だて)を競い...
吉川英治 「三国志」
...一身の栄爵を競い...
吉川英治 「三国志」
...一門の公達(きんだち)がその風流やら芸事などを競いあって...
吉川英治 「源頼朝」
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