...トリックの創意を競い...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...これが今日地方に大小の借款の鉄道鉱山等諸種の利益を担保として競い起ったゆえんである...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...兵馬倥※(こうそう)武門勇を競い...
太宰治 「不審庵」
...その私の態度がせっかく競い込んで話しているホセには...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...二人の手先が競いかゝった...
直木三十五 「新訂雲母阪」
...何十メートルの炎が見上げるばかりの大空にお互いに高さを競い...
永井隆 「長崎の鐘」
...此処(ここ)を先途と競い踊る様は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...黒風白雨競い打つように...
野村胡堂 「死の舞踏」
...豪華を競いにいったが...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...これを競いこれを争い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...それに多数の花穂が競い出て赤い花が咲いている秋の風情はなかなか捨て難いものである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...故に競い掛かりて切り崩す...
南方熊楠 「十二支考」
...後宮の人たちは競い合って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...諸種の考案は競い進み...
柳田国男 「木綿以前の事」
...次つぎと競いあうように夜の深みへと馳せ上って...
山川方夫 「昼の花火」
...それぞれに競い合う本能的な力の乱れを捌き下る...
横光利一 「鵜飼」
...文化的に世界と進歩を競い得る積極主義の国民でないといわねばなりません...
与謝野晶子 「教育の民主主義化を要求す」
...浮わついた風俗と華奢(かしゃ)を競い...
吉川英治 「大岡越前」
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