...艶(えん)を競い...
泉鏡花 「婦系図」
...互いに攻略を競い始めた...
大杉栄 「征服の事実」
...茶室の簡素清浄は禅院の競いからおこったものである...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...『播磨国風土記』揖保郡美奈志川の条に曰く、美奈志川と名くる故は、伊和ノ大神の子、石龍比古(イワタツヒコ)ノ命、妹(イモ)、石龍比売(イワタツヒメ)ノ命と二神、川の水を相競い、神(セカミ)は北方越部村に流さんと欲し、妹神は南方泉村に流さんと欲す...
高木敏雄 「比較神話学」
...軒をならべておのおの織物の腕を競い家業にはげんでいる中に...
太宰治 「新釈諸国噺」
...ルイス・アップルトン〔英国委員の書記〕フヒフセル婦人〔ロンドン〕ただしこの婦人の目的は今日において各国相競いて兵備を盛んにするはそもそも婦女輩の罪なり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...何十メートルの炎が見上げるばかりの大空にお互いに高さを競い...
永井隆 「長崎の鐘」
...名花珍草をもって軽軻(けいか)を飾るに趣向をもってし、新奇を競い、豪奢を誇り、わずか数時間のお馬車の遊行に、数万法(フラン)をなげうって恬然(てんぜん)たるは常住茶飯事(まいどのこと)...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...華美を競い、贅を尽して、その美しさは眼を驚かすにいたる...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...これを競いこれを争い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...なぜなら渋さに向って競い得る華(はで)やかさは何処にもないからです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...次つぎと競いあうように夜の深みへと馳せ上って...
山川方夫 「昼の花火」
...それぞれに競い合う本能的な力の乱れを捌き下る...
横光利一 「鵜飼」
...急流を下り競いながら...
横光利一 「鵜飼」
...この二人の競い合った結果は...
横光利一 「欧洲紀行」
...職業、貴賤をとわず、ふしの工夫と、喉(のど)のしぶいところを、競い合って、仲の町や、柳橋や、辰巳(たつみ)へもうひろまっていることを、得意にしていた...
吉川英治 「脚」
...浮わついた風俗と華奢(かしゃ)を競い...
吉川英治 「大岡越前」
...群雄の競い立っている日を...
吉川英治 「三国志」
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