...幾艘の小端艇岸邊に横はり...
大町桂月 「白河の七日」
...小形端艇に跳び乗った...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...第十七章 医師が続けた物語小形端艇(ジョリボート)の最後の航行この五度目の航行は今までの時とはまるで違っていた...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...五端艇(ボート)内に手荷物お持ち込みの儀は堅くお断り致します...
谷譲次 「踊る地平線」
...いつの間にか船首をめぐらせる端艇小さくなりて人の顔も分き難くなれば甲板(かんぱん)に長居は船暈(ふなよい)の元と窮屈なる船室に這(は)い込み用意の葡萄酒一杯に喉を沾(うるお)して革鞄(かばん)枕に横になれば甲板にまたもや汽笛の音...
寺田寅彦 「東上記」
...船尾端艇(ウォーターボート)の下に立っていてさえも...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...(午前十時)」「今度は下の座敷に芸者を二人連れて泊っていた客が端艇(ボート)を漕(こ)ぎに出て来ました...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...むやみに牛肉を喰って端艇(ボート)を漕(こ)いだ...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...端艇競漕(ボートレース)などは先(ま)ず好んで行(や)った方であろう...
「私の経過した学生時代」
...ショオマレェが端艇に移ったのを見ると...
久生十蘭 「海難記」
...四隻の端艇が一列に並んで筏を曳きだしたが...
久生十蘭 「海難記」
...ショオマレェの端艇が最後の曳綱を切ったとき...
久生十蘭 「海難記」
...この圏内に入らざるうちにそれにたいして警戒するところなかりしため、端艇、快走船、船舶など多く海底に運び去られたり...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...中之島あたりから漕ぎ下つて來た貸端艇(ボート)が...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...時々擦違ふ外の端艇は男と女の差向ひと見て...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...さあ端艇(ボート)に乗ろうよ』彼等は湖水の岸まで来た...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...……まあ手を借せ……ボーシュレーを端艇(ボート)まで運んでやらにゃあならんから……』彼は再び食堂に戻った...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
...折から雲間を洩れた月光を湖面一杯に浴びて二艘の端艇(ボート)は矢の様に水上を辷(すべ)る...
モウリス・ルブラン 新青年編輯局訳 「水晶の栓」
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