...又尖端的な世界にあっては清潔第一...
石井柏亭 「大切な雰囲気」
...作家の端的な気もちが...
上村松園 「双語」
...エセックスという尖端的な文芸復興期の児の貴族の心中にまだ燃えて熄まないのだった...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...神秘的なまでに先端的な西洋世界から来たもう一人の人物と知り合いになるのを心待ちにしていた...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...同様の原因から再び同様な事故を起こすことのないような端的な改良をすべての機体に加えることができるようになったことである...
寺田寅彦 「災難雑考」
...先端的なものの流行(はや)る世の中で古いものを読むのも気が変わってかえって新鮮味を感じるから不思議である...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...この読者大衆の複合的な生活意識の端的な断層によって...
戸坂潤 「思想としての文学」
...だが実は風俗こそ社会に於ける思想の最も端的な表現だという事実を考えて見ただけでも...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...尖端的な文化人らしい態度とさえも是認されるに至った...
豊島与志雄 「風俗時評」
...同時に異端的な哲学者であり...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...少なくも尖端的な...
平林初之輔 「文芸は進化するか、その他」
...むしろ玄洋社のこうした気風に対して異端的な考えをさえ抱いていたらしい事が...
夢野久作 「近世快人伝」
...近頃流行の猟奇趣味とか、探偵趣味なぞいうものが、足元にも寄り付けないくらい神秘的な、尖端的な、グロテスクな、怪奇、毒悪(がいどく)を極めた……ナニ、まだ見た事がないから見せてくれ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...その中に含まれている尖端的な芸術味を驚異玩味しつつ彼等の芸術に取り入れ初めて以来...
夢野久作 「能とは何か」
...私の茲(ここ)に書く物も私の端的な直観を順序に頓着(とんじゃく)しないで記述する外はない...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...端的な会話を投げ合って...
吉川英治 「江戸三国志」
...極めて端的な例であるが...
吉川英治 「折々の記」
...端的な問題としてみよう...
吉川英治 「随筆 新平家」
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