...又尖端的な世界にあっては清潔第一...
石井柏亭 「大切な雰囲気」
...作家の端的な気もちが...
上村松園 「双語」
......
関口存男 「移轍(Anakoluth)」
...小説の如き長篇で現すことの出来ぬ端的な描写...
高浜虚子 「俳句への道」
...先端的なものの流行(はや)る世の中で古いものを読むのも気が変わってかえって新鮮味を感じるから不思議である...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...モガよりもはるかに先端的な恋をしているのである...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...現在先端的な問題の一つと考えらるる宇宙線の研究でも...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...「今日その最も尖端的なる力は何と云っても武力であるが故に...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それへの端的なる反省が美的感情を構成するのである...
中井正一 「スポーツの美的要素」
...それを立証する最も端的な証拠は...
中井正一 「調査機関」
...或る異端的なる美のユートピアを求めていたから...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...発端的な時期として示されている期間の私の状態にしろ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もっとも端的なあらわれがあると思う...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...近頃流行の猟奇趣味とか、探偵趣味なぞいうものが、足元にも寄り付けないくらい神秘的な、尖端的な、グロテスクな、怪奇、毒悪(がいどく)を極めた……ナニ、まだ見た事がないから見せてくれ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...私の茲(ここ)に書く物も私の端的な直観を順序に頓着(とんじゃく)しないで記述する外はない...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...端的な会話を投げ合って...
吉川英治 「江戸三国志」
...端的な話、僕は幸福になっていないと思う...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...その最も端的な現われは...
和辻哲郎 「鎖国」
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