...行き違いに姉から端書が来て...
谷崎潤一郎 「細雪」
...指輪を受領したことを報じた絵端書が...
谷崎潤一郎 「細雪」
...寥平さんのおかげで、炊事具少々、端書六十枚、其他こま/″\したものを買ふ、お歳暮を持つて千体仏へ行く、和尚さんもすぐれた魂で私を和げて下さつた...
種田山頭火 「行乞記」
...今日の支出は、――木賃二十五銭、飯米五合、たばこ四銭、端書六銭、酒代十銭、……伊佐は風流な町だ、山あり田あり、鶯が鳴き不如帰が鳴く、狼が出るかも知れない、沙漠のやうに石灰工場の粉が吹き流れてゐる...
種田山頭火 「行乞記」
...英語で書いてある端書であった...
田山花袋 「蒲団」
...この端書をよこした人も医者だそうである...
寺田寅彦 「随筆難」
...」これだけで端書の余白はもうなくなってしまったが...
寺田寅彦 「小さな出来事」
...端書には、読めないような生意気なことが、拙(まず)い筆で書いてあったが、茶屋奉公などしている姉を怒っている弟の心持は、お庄の胸に深く感ぜられた...
徳田秋声 「足迹」
...端書で零(こぼ)して来た...
徳田秋声 「足迹」
...端書に句を書して送る...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...自分は机に向って長い間その絵端書を見つめていた...
夏目漱石 「行人」
...余はその端書を見て気の毒のうちにも一種のおかしみを覚えた...
夏目漱石 「長谷川君と余」
...その時細君は一枚の端書を持って...
夏目漱石 「道草」
...ちょっとでいいから来いという端書が来た...
夏目漱石 「門」
...掠奪者よ』かう薄墨(うすずみ)にかいた端書(はがき)が来たとき...
平出修 「計画」
...端書(はしがき)このたび余輩の故郷中津に学校を開くにつき...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...そして、聞いてゐる筈の妹が寢ころんで眠りに落ちると、姉はカルモチンを定量通りに服してから机に向かつて、繪端書に、「折角此處まで來たのだから、成るべく長く辛抱して、からだを丈夫にして歸りたいと思ひますが、とく子が遊び相手のないのに飽いて、淋しさうにしてゐるのが可愛さうでなりませんから、二三日うちに一先づ歸宅いたしますかも知れません...
正宗白鳥 「新婚旅行」
...端書(はがき)を下さい...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
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