...大宮の をとつ端手(はたで)二隅(すみ)傾(かたぶ)けり...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...遊び來る鮪(しび)が端手(はたで)に妻立てり見ゆ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...回向(ゑかう)萬端手落なく致させます――てやがる...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何かツベコベと端手(はした)なく囀(さえず)ッていた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...端手(はした)なく囀(さえず)ッて他愛(たわい)もなく笑う...
二葉亭四迷 「浮雲」
...障子が端手(はした)なくガラリと開(あ)いたから...
二葉亭四迷 「平凡」
...然う言棄てて例の通り端手(はした)なくバタバタと引返(ひッかえ)して行く...
二葉亭四迷 「平凡」
...それには万端手馴れている...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...『これで万端手筈はととのうたというものでござるが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??