...彼女は映画の端役を演じている...
...その役者は今回の舞台で端役を務めることになっている...
...私は演劇の授業で端役を演じることになった...
...この映画に出演することができれば、端役でもかまわない...
...彼は端役だったが、素晴らしい演技を見せた...
...寧ろ顔を出さずとも差支へないほどの端役であります...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...母親は最後の教訓に「いつまでも端役(はやく)でゐるやうに...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...どんな端役(はやく)でも...
太宰治 「正義と微笑」
...端役(はやく)までがみんな生きてはたらいているから妙である...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...そうして端役(はやく)に出る無表情でばかのような三人の門付(かどづ)け娘が非常に重大な「さびしおり」の効果をあげているようである...
寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
...よろしくやって呉れと上官から頼まれた下端役人が...
戸坂潤 「思想動員論」
...決して端役(はやく)しかつとめない人物ではなさそうだからである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...下っ端役人は愚か...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...私はその中のほんの端役(はやく)をつとめているに過ぎんのじゃないかしらんというような有り得べからざる幻想が...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...端役などを選んだからひき立つだらう...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その作中の端役にでも好いから使つて呉れる人はないかね...
牧野信一 「環魚洞風景」
...ほんの端役のこの二人も...
正岡容 「下町歳事記」
...プラーグの歌劇場でモーツァルトの歌劇「魔笛」の端役になって出たのでしたが...
三浦環 「お蝶夫人」
...端役をつとめた浜川どの...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...全八郎などにもそれ/″\端役が附いた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...円朝はいかなる端役でも自分で演ずる...
山本笑月 「明治世相百話」
...端役の選名といっても中々軽々しく行かないのである...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...端公(たんこう)(端役人のこと)の董超(とうちょう)と薛覇(せっぱ)という男だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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