...彼女は映画の端役を演じている...
...その役者は今回の舞台で端役を務めることになっている...
...私は演劇の授業で端役を演じることになった...
...この映画に出演することができれば、端役でもかまわない...
...彼は端役だったが、素晴らしい演技を見せた...
...寧ろ顔を出さずとも差支へないほどの端役であります...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...ほんの端役(フイギユラント)を勤めるだけだつた...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...善良な端役(フイギユラント)に終始してゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...里見の天海(てんかい)たる丶大(ちゆだい)や防禦使の大角(だいかく)まで引っ張り出して幕下でも勤まる端役を振り当てた下(した)ごしらえは大掛りだが...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...こんな下っ端役人に...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...端役(はやく)までがみんな生きてはたらいているから妙である...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...騒がれることなしに名人になりたい人はこれらの端役の名優となるべきであろう...
寺田寅彦 「初冬の日記から」
...よろしくやって呉れと上官から頼まれた下端役人が...
戸坂潤 「思想動員論」
...その文学部の方につまらぬ端役を勤めることになった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...父は主人役で「娘」と「男」を端役(はやく)だと云う訳か二つ引き受けた...
夏目漱石 「行人」
...それは下っ端役人には...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...私はその中のほんの端役(はやく)をつとめているに過ぎんのじゃないかしらんというような有り得べからざる幻想が...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...コマ歌舞伎なんて言っても、寄せ集めなので、端役がひどい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その作中の端役にでも好いから使つて呉れる人はないかね...
牧野信一 「環魚洞風景」
...ほんの端役のこの二人も...
正岡容 「下町歳事記」
...端役の名前などはドウでもいいと思うのは大変な間違いである...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...端役の選名といっても中々軽々しく行かないのである...
夢野久作 「創作人物の名前について」
...端公(たんこう)(端役人のこと)の董超(とうちょう)と薛覇(せっぱ)という男だった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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