...わづかに端山の上に頭角をあらはせるが...
大町桂月 「妙義山の五日」
...おほかたは端山(はやま)に居(を)るもの也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...端山(はやま)のまめをとこ...
薄田淳介 「白羊宮」
...皆もつと下の端山や野山で採れるのを持つて來るのである...
田山花袋 「日光」
...虫のねほそる秋の野を染めし昨日の露霜や萩が花ずりうつろへば移る錦は夕端山思入る日に啼く鹿の紅葉織りなす床の上...
土井晩翠 「天地有情」
...更に大地は、或は急に、或は援く、再び起伏し、丘陵となり、端山となり、高原となり、遥かに遠く、雪に覆われた出羽山脈の山山が聳えている...
外村繁 「澪標」
...上流にのぞく端山の一角さえ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...新緑の端山裾谷を圧する景色は...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...嵯峨へ帰る人はいづこの花に暮れし一行の雁(かり)や端山に月を印す朝顔や手拭の端の藍をかこつ水かれ/″\蓼(たで)かあらぬか蕎麦か否か柳散り清水涸(か)れ石ところ/″\我をいとふ隣家寒夜に鍋をならす霜百里舟中に我月を領すそのほか調子のいたく異なりたるものあり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...その例嵯峨へ帰る人はいづこの花に暮れし一行の雁(かり)や端山(はやま)に月を印す朝顔や手拭(てぬぐい)の端の藍をかこつ水かれ/″\蓼(たで)かあらぬか蕎麦か否か柳散り清水涸(か)れ石ところ/″\我をいとふ隣家寒夜に鍋をならす霜百里舟中(しゅうちゅう)に我月を領すその外調子のいたく異なりたる者あり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...(八月二十五日)百六○雑誌『ホトトギス』第五巻第十号に載せてある蕪村句集講義の中探題雁字一行(ひとつら)の雁や端山(はやま)に月を印すといふ句の解釈は当を得ない...
正岡子規 「病牀六尺」
...むしろ端山は全く意味のない者で...
正岡子規 「病牀六尺」
...端山辺の低い処に赤い月があるのでいくらか印のやうな感が強くなるのである...
正岡子規 「病牀六尺」
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三好達治 「山果集」
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三好達治 「秋日口占」
...めじろ めじろめじろ冬の端山を渡りくるめじろの群れのおしやべりは……それはまるで夏の日の日の暮れ方...
三好達治 「草舍にて」
...フランシス・ジャムは病めりとここまでも遠きたよりは聞えけりめじろなく相模の端山...
三好達治 「草舍にて」
...湖を圍む低い端山(はやま)の列も黒かつた...
若山牧水 「梅雨紀行」
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