...彼のほうでも籐椅子の端っこへ腰をおろしたが...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...端っこの隅の卓で...
豊島与志雄 「擬体」
...下水の端っこに踞(しゃが)んだ八五郎の...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...端っこには、紛れもなく、墨で書いたたの字...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...端っこを割いた証拠だ」九「親分...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...外神田一円と下谷(したや)浅草の端っこだけ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...材木の端っこまで乗出して水の中を眺めました」「…………」「泳ぎの自慢な旦那でした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――畑の端っこに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...大福帳の端っこを鋏(はさみ)で切ったのじゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...水で濡(ぬ)らした長い紐の端っこを絡(から)むと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...楊弓の端っこをつまみ上げました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...川へ乗出した一番端っこの...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「鳶頭の銀次は茶が好きじゃないから、半分しか呑まなかったんで、一番先に気が付いたそうですよ、ハッと思って見ると、本堂に担(かつ)ぎ込んで、台の上へ杉なりに積んだ、三つの千両箱が無い、思わず這い寄って、空っぽの台を叩きながらわめき立てたということですよ」「で?」「続いて、阿波屋の夫婦も、四人の人足も気が付いたが、肝甚の娘お由利と、手代の宗次郎の姿が見えない――娘は庫裡に行って居る筈――と、廊下伝いに行ってみると、廊下の端っこに、手代の宗次郎が、胸を一と太刀、心(しん)の臓をえぐられて、蘇芳(すおう)を浴びたようになって死んで居る」「娘は?」「庫裡に居ましたよ、正体もなく睡りこけて、両手にひしと曙染の大振袖を抱いたまま」「装束を変えて逃げたのか」「曲者はその小姓にきまって居ますが、何処へ逃げたか、まるで見当もつかず、第一、三千両を持って行ったとすると、合棒(あいぼう)が無きゃなりません」八五郎は八五郎だけの知恵を傾けるのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その端っこには倉庫があって材木がしまわれていた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...人生の端っこをのぞいたばかりなのに...
久生十蘭 「あなたも私も」
...……あたしの部屋は備前堀の側の庭に向いた端っこで...
久生十蘭 「魔都」
...絶対におれたちみたいに道の端っこなんかじゃやらない」「ふうん」と信二はいった...
山川方夫 「その一年」
...最初に掘り返した下積みの土の端っこに...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
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