...君の詞の端々を聞きて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...「お父さんが財産をかけて許して下さったのだから、私は命をかけて運動する決心です」――その場の情景も、会話の端々も、はっきり永島の脳裏に残っていた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...聖徳太子を慕う痛恨な気持が端々に実によく出ているように思われ...
高村光太郎 「回想録」
...ほんの些細(ささい)な端々(はしばし)にもよく現われているように感じた...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...私に語る言葉の端々が妙に粗雑(ぞんざい)になってくるに反して...
近松秋江 「霜凍る宵」
...繊細を極めたその枝の端々までが手の切れそうな鮮明な輪廓(りんかく)を持っていることである...
中谷宇吉郎 「雪の十勝」
...それから急に水温を高めてその端々に羽毛状の枝を付けて行けば良い...
中谷宇吉郎 「雪を作る話」
...聞いてみると、去年の夏ごろまで京に住んでいたものだと、かぼそい声でこたえたが、言葉の端々に、隠そうにも隠しようのない、ゆかしい調子があった...
久生十蘭 「奥の海」
...文句の端々に曝露している...
マルセル・プレヴォー Marcel Prevost 森鴎外訳 「田舎」
...乱れ書きにした端々にまで人を酔わせるような愛嬌がこもっているこの片(ひら)以外の物はもう見ようともされないのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それでも国の端々には分布が少なく...
柳田國男 「垣内の話」
...九州の端々(はしばし)でも上五島(かみごとう)でバッジョ...
柳田国男 「こども風土記」
...字句の端々だけに止まってはいない...
柳田国男 「雪国の春」
...ではこっちにゆだんをさせようというつもりだろうか……うしろから挙動の端々をじっとみまもりながら...
山本周五郎 「新潮記」
...その端々、隅々から赤や、青や、茶色の焔がポーッと燃え上るたんびにそこいら中が明るくなって、又、前にも増した暗黒を作って行く物すごい光景を、薄板工場の中から湧き起るケタタマシイ雑音の交錯が伴奏しつつ、星だらけの霜の夜を更けさせて行く...
夢野久作 「オンチ」
...言葉つきの端々(はしばし)に到るまでも...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...端々の兵にまでよく通る...
吉川英治 「私本太平記」
...などという言葉の端々に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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