...私は竦然(しょうぜん)とした...
海野十三 「地球要塞」
...場合が場合だけに思わず竦然(ぞっ)として振り向いたが...
橘外男 「生不動」
...私も思わず竦然(ぞっ)と身震いがした...
橘外男 「葛根湯」
...ただ三人ながら例のこの世の人とも思われぬ蝋(ろう)のような顔色だけが再び意気地なくも私を竦然(ぞっ)とさせたが……「わざわざどうも」と私も急いで立ち上ろうとした...
橘外男 「逗子物語」
...そして竦然(ぞっ)として...
橘外男 「仁王門」
...竦然(ぞっ)とするような事件のために身震いして...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...竦然(ぞっ)と襟元(えりもと)から...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...竦然(ぞっ)とするほど青褪(ざ)めた恐ろしい人相に映りましたり...
橘外男 「蒲団」
...まさかと思った親父がほんとうに帰って来た時には私もまったく竦然(ぞっ)としました...
橘外男 「蒲団」
...竦然(しょうぜん)たるもの...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
......
中原中也 「在りし日の歌」
...そのような多人数の農奴を移住させる苦労に竦然(ぞっ)とした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...わけもなく竦然とするやうなことに屡々出遇つた...
牧野信一 「秋晴れの日」
...思はず竦然として首垂れてしまつた...
牧野信一 「小川の流れ」
...「振れなければ、あたしがおしてやるから!」私は、竦然として、物もいはずにその場を逃げ出したのであるが、樹(こ)の間(ま)を一寸のあひだグルグルまはつただけで直ぐにつかまへられてしまつた...
牧野信一 「海棠の家」
...と初めて知つて竦然とした...
牧野信一 「毒気」
...竦然(しょうぜん)と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...(竦然として...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
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