...「恋童貞(れんどうてい)」として、純粋で未経験の恋愛経験者を指す...
...童貞だった頃の己は...
芥川龍之介 「袈裟と盛遠」
...童貞でありながら園は女性に対してむだなはにかみはしなかった...
有島武郎 「星座」
...四十の今日(こんにち)まで童貞を守り通して来た風変りな商人(あきんど)で...
薄田泣菫 「茶話」
...私も童貞で、妻と一緒になった訳ではない...
田中英光 「野狐」
...女子と同じく男子も童貞で結婚すべきことを主張していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ある童貞女らの修道院において「常住礼拝」をしなければ贖(あがな)われるものではないように思われた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ぞっとしてしまいます! わたしがいわゆる童貞であったために...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...受胎告知のとき――すなわち童貞女マリアに天使があらわれて...
永井隆 「この子を残して」
...二人とも童貞さま心尽くしの仕立ておろしの服を着てにこにことしている...
永井隆 「この子を残して」
...二十五歳まで童貞を守り続けて来た自分の精進も...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...長い童貞生活を破り...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...その木格子のある向うは童貞女達が来つて拝礼し祈祷するところである...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...僕が童貞というものをひどく尊重していたように取られるかも知れません...
三好十郎 「肌の匂い」
...ほとんど自分が童貞であることを意識することさえも無く過して來たと言うのが當つています...
三好十郎 「肌の匂い」
...自分一身の童貞とか...
三好十郎 「肌の匂い」
...童貞女よ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...清浄純真の童貞生活を送り来(きた)りし者なる事を察知し得べし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...完全な童貞の生活を送っていた...
夢野久作 「笑う唖女」
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