...「恋童貞(れんどうてい)」として、純粋で未経験の恋愛経験者を指す...
...童貞(どうてい)を守りながら...
芥川龍之介 「創作」
...然し今私は性欲生活にかけて童貞者でないように聖書に対してもファナティックではなくなりました...
有島武郎 「『聖書』の権威」
...すでに童貞をさえ失っていた...
太宰治 「花火」
...異性がさういふ風に童貞をずつと守つて...
田山花袋 「道綱の母」
...たいへんな童貞だよ! と言いたくなるね...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...童貞を惜しんだからでもない...
外村繁 「澪標」
...賢い童貞らが不潔な娘らをながめながら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...三人の童貞女(おとめ)はわが姉妹...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...童貞女らは囚人らよりもいっそうひどく身をかがめていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...童貞というものは笑いごとでなく...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...初旅純心修道院の童貞さまから誠一とカヤノ宛に手紙が来て...
永井隆 「この子を残して」
...私は童貞女の修道院を訪ねるつもりではなかつた...
三木露風 「トラピスト天使園の童貞」
...童貞女よ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...いや童貞の誓いこそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...すこぶるキリスト教などの童貞受胎の信仰に似通うたものがあった...
柳田国男 「山の人生」
...春季に於ける年少の童貞に有り勝ちの秘密的...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...僕に此(この)放尿の噴水が不快の感を与へないのみか却(かへ)つて自然の天地に帰つて胸を開く様な快さを覚えしめるのは童貞の無邪気と純潔とを人間の作法に拘泥せずして具体化した芸術家の力であらう...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...彼はやはり子供のやうにまだ童貞であつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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