...「恋童貞(れんどうてい)」として、純粋で未経験の恋愛経験者を指す...
...童貞で無経験で恋の戯れにはなんのおもしろみもなさそうな古藤...
有島武郎 「或る女」
...女の童貞を保護しようといふ案なので...
薄田泣菫 「恋妻であり敵であつた」
...ぼくの童貞(どうてい)だという点に...
田中英光 「オリンポスの果実」
...私も童貞で、妻と一緒になった訳ではない...
田中英光 「野狐」
...私はもう童貞ではなかったが...
豊島与志雄 「運命のままに」
...そんなものだ、童貞なんて...
豊島与志雄 「童貞」
...「童貞さん、」と彼は言った、「この室にはあなた一人ですか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それは自分の失われたる童貞や...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...神の母にして終生童貞なりし聖マリアであった...
永井隆 「この子を残して」
...童貞のままで――クリークの泥の中に頭を突込んで死んでいたそうですが――まったく...
三好十郎 「その人を知らず」
...僕が僕の童貞を與えた女は...
三好十郎 「肌の匂い」
...その童貞……つまり...
三好十郎 「肌の匂い」
...かつては自然の法則と宗教の儀式を説きながら完全な童貞・断食・苦業の中に人間として生きた後...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...童貞を守っているのだ……と自分で云っていた...
夢野久作 「ココナットの実」
...清浄純真の童貞生活を送り来(きた)りし者なる事を察知し得べし...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...この幾年は童貞も同じような独り身ですものな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...ほんとの童貞がいるかッてんだ!」「綽空は...
吉川英治 「親鸞」
...厳粛な童貞の要求に於てキリスト教や古代の風習との一致を示していた...
和辻哲郎 「鎖国」
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