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小笠原長生 「海島冐險奇譚 海底軍艦」
...寧ろ親方たる資質あるものに竢つ所あり收賄と言ふ勿れ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...寧ろ親方たる資質あるものに竢つ所あり収賄と言ふ勿れ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...この人を竢(ま)つ時世とを見て泣いた時から...
中島敦 「弟子」
...旅行の面白味に伴ふ利益は贅言を竢たぬ所で...
長塚節 「旅行に就いて」
...其競進の道を杜絶するの不合理なるは論を竢たず...
原勝郎 「貢院の春」
...優游(ゆうゆう)として時機の熟するを竢(ま)っていた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...その酷刑であることは論を竢(ま)たないが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...この種の思想が日本の歌人に乏しかりしは論を竢(ま)たず...
正岡子規 「曙覧の歌」
...全く客観的に詠みし歌なりとも感情を本としたるは言を竢(ま)たず...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...乃ちこれを待遇するにまた相当の礼を以てすべきや論を竢たず...
正岡子規 「従軍紀事」
...芭蕉が創造の功は俳諧史上特筆すべきものたること論を竢(ま)たず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...されども両者ともに美の要素なることは論を竢(ま)たず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...但(ただし)この歌が幾分か歌ならざる方に近づきをるは論を竢(ま)たず...
正岡子規 「人々に答ふ」
...識者の教えを竢(ま)つ...
南方熊楠 「十二支考」
...古いキリスト教徒がミルレニウムを竢ったごとく...
南方熊楠 「十二支考」
...わが邦では古く帝皇以下ことごとくその経文を篤信して静かにその出世を竢たれたので...
南方熊楠 「十二支考」
...一人は石を切り終って揚代(あげだい)を代償さると心得て竢(ま)つ内...
南方熊楠 「十二支考」
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