...猶竜顔に咫尺して...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...憔悴(しょうすい)した宣祖王(せんそおう)の竜顔(りゅうがん)を拝した...
芥川龍之介 「金将軍」
...竜顔に咫尺し奉るなど...
太宰治 「右大臣実朝」
...辺鄙の老尼竜顔に咫尺すること其益無し...
太宰治 「右大臣実朝」
...そのまねもしたいが竜顔はおそれ多いとあって...
服部之総 「明治の五十銭銀貨」
...〈為人(ひととなり)竜顔にして...
南方熊楠 「十二支考」
...既に竜顔といえば鱗もあったるべく...
南方熊楠 「十二支考」
...天子の面を竜顔に比し...
南方熊楠 「十二支考」
...じみな黒い喪服姿の源氏の顔と竜顔(りゅうがん)とは常よりもなおいっそうよく似てほとんど同じもののように見えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...明るい月の光にお美しい竜顔(りゅうがん)がよく拝された...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...林檎の揚げ物に竜顔の吸物...
横光利一 「上海」
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