...又(また)機会(おり)を見(み)て竜宮界(りゅうぐうかい)へも案内(あんない)し...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...すると、琴中に竜門(りゅうもん)の暴風雨起こり、竜は電光に乗じ、轟々(ごうごう)たる雪崩(なだれ)は山々に鳴り渡った...
岡倉覚三 村岡博訳 「茶の本」
...それが楠公の像の頃であったが、それ以後、後藤先生は益々颯爽(さっそう)として、独眼竜と称した...
高村光太郎 「回想録」
...竜騎兵中尉も消え失(う)せたようにいなくなった...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...俺は死ぬらしい――)竜作は立とうとして...
直木三十五 「近藤勇と科学」
...松、竹、梅、桜、蓮、牡丹(ぼたん)の如き植物と、鶴、亀、鳩、獅子、犬、象、竜の如き動物と、渦巻く雲、逆巻く波の如き自然の現象とは、いずれも一種不思議な意匠によって勇ましくも写実の規定から超越して巧みに模様化せられ、理想化せられてある...
永井荷風 「霊廟」
...机竜之助とお絹とは...
中里介山 「大菩薩峠」
...「そりゃもう承知でございます」竜之助は左へ置いた刀を引く...
中里介山 「大菩薩峠」
...道で行きあうようなことはありませんでしたろうね」「はははは」竜之助は笑いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この南竜はとっくの昔に死んでしまった...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...ともかく君が何んといってもあの人が話していた『竜の玉』ってのを一目見ないうちは帰らないつもりよ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...そのお竜ちゃんの様子が...
堀辰雄 「幼年時代」
...事すこぶる煩わしいからここには略して竜譚に関する分だけを述べよう...
南方熊楠 「十二支考」
...ペルシア等に竜蛇が伏蔵を守る話すこぶる多い...
南方熊楠 「十二支考」
...『書紀』二に豊玉姫(とよたまひめ)産む時夫彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)約に負(そむ)き覘(うかが)いたもうと豊玉姫産にあたり竜に化(な)りあったと記されたが...
南方熊楠 「十二支考」
...竜子も釣られて笑い出すが...
三好十郎 「その人を知らず」
...岡西徳瑛、成田竜玄嘗有約...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...三 竜宮と常世国然(しか)らばその竜宮という新語の採択以前...
柳田国男 「海上の道」
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