...個人主義に立脚する者のみ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...その範疇論に立脚することによってイデオロギー――意識・政治秩序・文化――に対する基本的な(但し後に見る通りまだ全部ではないが)論理的批判――之が同時に歴史的批判である――を与えることが出来る...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...新しい時代の性格に立脚することによって...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...社会科学なるものがプロレタリアの階級主観に立脚する大衆や専門家によって初めて...
戸坂潤 「科学論」
...それが物質的生産諸関係の科学的分析に立脚することによって...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...実際生活に立脚する世界観をば...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...一種の哲学的観念論に立脚するものである...
戸坂潤 「辞典」
...後者を偶然に立脚する真理だという...
戸坂潤 「辞典」
...ファシズムに対する充分な政治的批判(社会機構の分析の上に立脚する)がその条件とならねばならぬではないか...
戸坂潤 「読書法」
...事物の因果関係に立脚する発展法則を探求することだ...
戸坂潤 「読書法」
...景気変動論に立脚する博士にとっては均衡の破壊が不況であり...
戸坂潤 「読書法」
...自由そのものの観念的な解釈に立脚する理論体系である...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...首尾一貫して模写反映の理論に立脚する...
戸坂潤 「認識論としての文芸学」
...現段階に立脚する...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...郷土愛や祖国愛に立脚するものです...
豊島与志雄 「自由人」
...元々社会があればこそ義務的の行動を余儀なくされる人間も放り出しておけばどこまでも自我本位に立脚するのは当然だから自分の好(す)いた刺戟(しげき)に精神なり身体なりを消費しようとするのは致し方もない仕儀である...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...それ自ら音樂と同じ韻律形式の上に立脚する事實を指したのであつた...
萩原朔太郎 「青猫」
...彼の立脚する所はなくなる...
吉川英治 「私本太平記」
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