...同時に又格別新しい史料に立脚してゐると云ふ次第でもない...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...況(いわん)や更にこみ入った問題は全然信念の上に立脚している...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...あの作品のデイテエルは悉く事実に立脚してゐる...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...俺たちは真実の世界に立脚して...
有島武郎 「ドモ又の死」
...単なる想像の上に立脚して...
上村松園 「花筐と岩倉村」
...科学思想が事実と言ふものに立脚して...
田山録弥 「小説新論」
...(それは想像で入つて行ける境ではない)先づ事実に立脚して...
田山録弥 「小説新論」
...その経験したことの上に立脚して...
田山録弥 「脱却の工夫」
...これに立脚して製作し批評しているらしい人は少なくも自分の目にはほとんど見当たらないからである...
寺田寅彦 「映画芸術」
...之が階級理論に立脚していることを隠蔽することである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...歴史科学の地盤から現実の歴史記述に立脚して...
戸坂潤 「科学方法論」
...それが或る原始的政治形態に対応するような原始的範疇に立脚していることばかりではなく...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...文学的様式に立脚しているという処にあるということを...
戸坂潤 「思想としての文学」
...主観主義に立脚して事物の秩序を攪拌することだ(ティークの劇中には作者のティーク自身が出て来て批評を加える...
戸坂潤 「思想としての文学」
...少くとも之が文学主義という一種の自由主義哲学に立脚していることはこの際特徴的だと考えられる...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...故にこの見識に立脚して...
萩原朔太郎 「青猫」
...すべての外国文明が立脚している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...われわれの文学精神は破滅を信ずるところに立脚しているんだ...
山本周五郎 「陽気な客」
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