...渠は遽かに膝を立直して腕組をしたが...
石川啄木 「病院の窓」
...渠は膝を立直して小さい汚ない机に向つた...
石川啄木 「病院の窓」
...打震えて力無き膝立直して起き返り...
泉鏡花 「活人形」
...今度はひよいと立直して...
薄田泣菫 「旋風」
...仕立直しましょう...
太宰治 「服装に就いて」
...おかの! 仕立直したら新次郎にも...
橘外男 「仁王門」
...ルイザが丹念に手ぎわよく仕立直したものだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...経済的に生活の立直しをするため...
豊島与志雄 「道化役」
...笑左なりの立直したる藩財を...
直木三十五 「南国太平記」
...「先日のお召物(めしもの)を仕立直してまいりました...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...仕立直しのモンペ姿もきちんとして...
永井荷風 「にぎり飯」
...中形の浴衣に仕立直しの半帶をきちんと締めたおかみさんである...
永井荷風 「羊羹」
...近いうちに世界の立直しがある...
中里介山 「大菩薩峠」
...白い糸のあるのは仕立直しの時着いたのでしょうか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...英国帆船がやっと陣容を立直したと見えるか見えぬに...
服部之総 「汽船が太平洋を横断するまで」
...――これまでの彼に見つからぬやうにと特に母が仕立直しておいたといふ亡父の夏の一張羅を着せられ...
牧野信一 「茜蜻蛉」
...油磨きをかけて組立直して見ると...
牧野信一 「写真に添えて」
...(下を向く)長五 (言いつのる)そうだろうが! 世の中が立直しがあるとか何とかで変にゴタゴタとグチハマに騒ぎ出したなあ今日や昨日のことじゃねえ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
便利!手書き漢字入力検索