...これこそ立派な作品だといって示されても一向解することが出来ないなどは...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...百年もまえにもっと立派な作品がちゃんとどこかにできてあるのだもの...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...一つでも多く立派な作品を作って置きたいと思って張り切っている...
谷崎潤一郎 「細雪」
...作者の考一つで人物を生かしたり殺したりすることの出来る時代には『二人女房』でもすぐれた立派な作品であつたに相違なかつた...
田山録弥 「尾崎紅葉とその作品」
...そしてそれが立派な作品であるならば...
豊島与志雄 「今日の条件」
...君から立派な作品が生れるように祈ってると...
豊島与志雄 「好意」
...ただ立派な作品を生んでくれ給え...
豊島与志雄 「好意」
...たいへん立派な作品がある...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...ああした立派な作品をたくさん書き遺した天才がどうして斯んな小っぽけな店屋の片隅から出たかということである...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...藝術品としては立派な作品であることがあり得る...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...あまり立派な作品を見たあとでは...
平林初之輔 「探偵小説壇の諸傾向」
...年中(ねんぢゆう)齷齪(あくせく)してゐる………それも立派な作品でも出來ればだが...
三島霜川 「平民の娘」
...此處では立派な作品を成し...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...立派な作品は出來ないと思つてゐる自分の信仰がぐらついた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...プロレタリア作家として立派な作品どころか...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...この手法でもどんなに立派な作品でも書けないことは無いようである...
三好十郎 「恐怖の季節」
...複製ながら老巧の技を窺うに足る立派な作品...
山本笑月 「明治世相百話」
...私も人々のいうごとく立派な作品だと一応は感心したものの...
横光利一 「作家の生活」
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